親世代がアップデートすべき最新入試のリアル
中高生のお子さんを持つ保護者の皆様、お子さんの進路について話すとき、ついこんな言葉を使っていませんか?
「私たちが学生の時は、とにかく暗記して本番のテストで点を取ればよかったのよ」
実は、ここ10〜20年で高校入試も大学入試もシステムが激変しています。保護者世代の「当たり前」をそのまま子どもに当てはめると、かえって子どもの可能性を狭めてしまうかもしれません。
今回は、親世代が必ずアップデートしておきたい「最新の入試事情」について分かりやすく解説します。
昔と今の入試はどう違う?「一発勝負」からの脱却
1. 約半数が「推薦・総合型」で進学する時代
保護者世代の大学受験といえば、2月や3月に行われる「一般入試」での一発勝負が主流でした。しかし現在、私立大学入学者の半数以上が「学校推薦型選抜(旧 推薦入試)」や「総合型選抜(旧 AO入試)」を利用して年内に進学先を決めています。
高校入試においても、当日の学力テストだけでなく、日頃の通知表(内申点)や、面接・自己表現の比重が高まっている地域が増えています。「本番で満点を取れば逆転できる」というケースは少なくなってきているのです。
2. 「暗記力」から「思考力・表現力」へ
かつての入試は「知識をどれだけ正確に覚えているか」を問う問題が中心でした。しかし今は、社会の変化に合わせて「知識を使ってどう考えるか(思考力)」「それをどう伝えるか(表現力)」が重視されています。
教科書の丸暗記だけでは解けない、図表を読み取って自分の意見を記述するような問題が、高校入試でも大学入学共通テストでも当たり前のように出題されています。
保護者が陥りやすい進路指導のNG行動
入試が変わっているのにも関わらず、古い価値観のままアドバイスをすると親子間の衝突を生みます。
- 偏差値だけで学校を輪切りにする:「偏差値〇〇以上じゃないとダメ」と決めつける。
- 学校行事や部活を軽視する:「部活なんてやってないで勉強しなさい」と、内申点や総合型選抜で評価される「経験」を奪ってしまう。
- 親の希望を押し付ける:子どもの適性を無視して、親にとって耳障りの良い有名校ばかりを勧める。
現代の受験において親ができる一番のサポートは、勉強を教えることではなく「情報収集」と「選択肢の提示」です。
例えば、「この学校は〇〇の分野に強いカリキュラムがあるみたいだよ」「あなたの『絵を描くのが好き』という特技を活かせる入試方式があるみたい」など、お子さんの「好きなこと」「得意なこと」を評価してくれる学校や受験方式を一緒に探してあげることが、何よりの応援になります。
まとめ:まずは親自身が「知る」ことから
入試制度は複雑化していますが、裏を返せば「多様な個性が評価される時代になった」とも言えます。
まずは保護者ご自身が、「今の入試ってどうなってるの?」と、学校の先生や塾の面談で素直に聞いてみることから始めてみませんか。
次回は、家庭での悩みのタネになりやすい「家での過ごし方と、スマホルールの作り方」についてお話しします。ぜひ来週もご覧ください!








