入塾2か月で学年末テスト5科90点アップ!?その理由は…
入塾して2か月で、前回のテストより、なんと5科90点UP!
いやぁ。。嬉しいですね。
今回頑張りたい!という言葉の通り、しっかりと結果を残してもらうことができました。
これからも、しっかりとサポートしていきたいと思います。
さかのぼること、学年末テスト前の面談での話。
本人からも「成績を上げたい」
保護者の方からも「本人も自信を失っているかもしれないので、取り戻してあげたい」
そんな切実なお話をお聞きして「何とかしてあげたい」と、素直にそう思いました。
決して、それまでも勉強をさぼっていたわけではなかったのです。
学校ワークは、1週間前には全部終わっていて、間違えたところを何周して、学校の学習会にも参加し、他の塾にも通っていた。
また、わからない問題は先生や友達に聞いてもいて、夜中までずっと勉強をしていたとのこと。
それでも下がっていく成績。
何を勉強すればいいのか、わからない。
どうやったら成績が上がるか、わからない。
親から見ても、自信を失っているように思える。
こんな悩みは、決してこの生徒だけではないでしょう。
多かれ少なかれ、中学生みんなが抱える悩みではないでしょうか。
お預かりしてからの平常授業と、テスト前の勉強を見ていて、いくつかの問題点を見つけました。
そして、今回のテスト前には、その問題点が解消できるように指導を行いました。
その問題点の中の1つに、それぞれの行動が一連の動作になっていないと感じることがありました。
例えば「授業を聞く」「ノートをとる」「重要項目を覚える」「問題を解く」といった行動です。
授業を聞くときは、聞くだけ。
ノートをとるときは、書かれた文字だけを写す。
覚えるときには、書かれた文字を機械的に覚える。
問題を解くときも、問題をひたすら解く。
このように、それぞれがバラバラの状態だと「1つ1つの作業工程が終わった」だけになってしまいかねないのです。
そこで「授業を聞きながら、ノートをとって、その時には、口頭で言っていたことも含めてメモを取ろう」
そうやってノートをとると「重要なポイントがわかるので、それを優先的に覚えていく」
「問題を解くときには、重要ポイントや公式などをどう使えばいいのか、意識をしながら解く」
そんな風なアドバイスを行っておりました。
習ったことを自分でできるかどうか確認をするために問題を解くのであって「問題を解く」ことが目的になってはいけないのです。
成績が伸び悩むお子さまの中には、作業をすることが目的になってしまうことも往々にしてあります。
例えば、ワークを3回やる。単語を20回書く。など、これらは作業目標になってしまっていて、頭に残すためのものではありません。
ワークを繰り返すなという意味ではもちろんありませんが、繰り返す目的を明確にしてもらいたいのです。
2回目解くときには、1回目正解した問題は解かなくてもいい。
また、1回目間違えた問題は、答え合わせの時に解説をしっかりと読み、理解をすることが大切だよと、よく話しています。
1回目の直しの重要性を意識しないで、赤でサラッと書いて、また2回目をする。
きっと、同じように間違えることが多いのではないでしょうか。
細かいことではありますが、こういったことをいろいろとアドバイスしました。
そして、これらをしっかりと実行に移してくれたのが、この生徒の素晴らしいところです。
実行に移すために、3週間前ほどから毎日通塾して授業を受けていました。
実は、アドバンスは通いホーダイなので、授業を追加受講しても、追加料金は一切かかりません。
また、アドバンスの授業は、その時間の講師全員で、その時間にいる生徒全員を指導する形式をとっています。
そのため「英語なら、この先生に!」「数学なら、あの先生」と生徒自身で希望して、指導してもらうことができます。
餅は餅屋という通り、その科目が得意な先生に尋ねられる方が得られることも多いと考え、この形式にしています。
この生徒も、色んな先生にアドバイスや指導を受けながら、テスト前の勉強を頑張ってくれていました。
成績というのは、一気に上がるものではありません。
たまたま、この生徒は弊塾との相性が良かったのかもしれません。
しかし、他の生徒もこの生徒同様に、それぞれに勉強の仕方や問題点は存在しますので、それらを綿密に分析して、より良い指導につなげていきたいと考えています。
みんなが成績アップできて、生徒も、保護者の方も喜んで頂ける、そんな塾でありたいと思います。