テスト前の嬉しい変化。
今回の定期テスト対策の際に、嬉しい変化を感じることができました。
それは、前回はテスト1週間前になってもワークが終わっておらず、結局直前までしていた生徒が、今回は1週間前までに100%終わらせてくれていたことです。
アドバンスでは、定期テストの1か月~2週間前までに、定対面談として、定期テストへの目標設定を行う面談をしております。
その時に、こんなやりとりをしました。
「今回、1か月前に定対面談をしている理由はわかる?」
「いや…?」
「前回、学校ワークギリギリまで終わってなかったよね?だからやで?(笑)」
「…(笑)」
「ワークをしっかりとできていることで、1週間前の特別講座での問題演習がより生きてくるから、まだ1か月あるから、必ず終わらせよう」
「はい!」
その結果、上述の通り、全教科仕上げてきてくれていて、嬉しく思いました。
なぜ、学校ワークを1週間前までに終わらせるのか。
テスト範囲も出てないのに…?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
現在、中学の定期テストが、私たち親世代が中学生だったころよりも、ずっと難しくなっているからです。
もちろん、教科書改訂で教科書自体が難しくなっていることもありますが、それ以上に「思考力・判断力・表現力」といった新しい学力観に沿った出題がなされているからです。
つまりは、学校ワークレベル以上の問題が多数出てきています。
中には、入試問題から問題を引っ張ってきたり、初見の英語長文を出したりと、学校ワークを繰り返し解くだけでは対応できないものになっています。
そのため、学校ワークはできるだけ早期に終わらせられるように、2週間前の土曜日には学校ワークタイムを最大8時間設けるなど、学校ワーク以上のレベルの問題演習をできるようにしています。
学校ワークで満足してしまう生徒の中には、丸付けをして、赤で答え合わせをしておしまい!できた!と思っている生徒もいます。
当然のことながら、赤で答えを書いたからといって、頭に入っているとは到底言えません。
インプットした知識をアウトプットすることで、本当に理解できているのかを確かめることができます。
テスト1週間前からは、徹底してテスト予想問題を解いていきますので、その中で何が理解できていて、できていないのかを見極め、できていないことを理解するための時間を多くとれるようにしています。
その前提条件として「テスト1週間前には、最低70%のワーク完成」を目標としているのです。
これがしっかりとできている生徒ほど、成績の伸びは著しいものがあります。
また、学校ワークの解きなおしも非常に大切です。
苦手な問題を何度も解きなおしていくことは、理解が深まると同時に、自信にもなりますので、そういったテスト勉強をアドバンスでは励行しています。
今回の中学期末テストも、明日で終わりの中学が多いですが、今回の結果を、次のテストにつなげていけるように、また面談を行いたいと思います。
結果はドキドキしますが、楽しみに待っていたいと思います。