2024年10月17日

現中2の皆さん、保護者の皆様。公立高校を目指すならばこの2学期から通知票を上げる対策をやることをおすすめいたします


タイトルは少し大げさ気味に書きましたが、実際は大げさまでも何でもなく、現中2の皆さんや保護者の皆様には、

中2の2学期から学校の通知票を上げる対策をしっかりととって頂きたいということをお話いたします。

 

特に公立高校を目指すという場合においては、中3の2学期の通知票(すなわち内申点)が、公立入試の際の持ち点になるわけですから、

重要なことはご認識を頂いているかと思います。

 

兵庫県の公立入試における「内申点」の比重は、「当日の5科得点」と50:50ですので、要は半分が持ち点になります。

この持ち点をできる限り上げておくことが、希望する高校への近道となりますので、何が何でも上げていく必要があります。

逆に言うと、この持ち点が低い場合は、希望する高校を受験できないわけですから、特に注意が必要です。

 

現在、今年の中3生の進路のご相談面談を毎日行っておりますが、内申点が取れている場合には、進路指導も非常に行いやすいのですが、

内申点が取れていない場合には、本当に進路指導に苦労いたします。「2学期に〇〇と△△が1つずつ上がれば」などという条件付きで

受験校を相談していくケースも多くあります。

 

今回、特になぜ中2生の方向けにこのことをお話しているかと申し上げますと、

 

「内申点は急には上がらない」

 

ということをしっかりと意識を頂きたいからです。

 

理想を申し上げますと、現在中3生で内申点が取れているお子さまのように、小学校からお預かりして、勉強の仕方をしっかりと

小学生のうちに身につけてもらい、先取り学習を進める中で、中1、中2の定期考査でしっかりと点数を取っていくのが理想です。

 

ただ、全員が全員、小学校から通塾することも現実的ではありませんので、可能であれば中1からの通塾で2年間かけて、勉強の仕方、

定期テストの点数の取り方といった基礎基本を身に着けて頂きたいのですが、「中1の間は自分で頑張ってもらって」というケースも多く、

実際としては中2からの通塾の方も多くおられます。

 

しかも中2の2学期となりますと、次の3学期になると「中3の0学期」なので、この2学期と3学期で、通知票を一気に上げておく

必要があるからです。

 

ご存じの通り、現在の通知票は「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力等」、「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から

つけられるので、知識技能だけを覚えても定期テストの点数が伸び悩み、思考力、判断力、表現力の問題にも普段から向かっておく必要が

あります。

特に3つ目の観点「主体的に学習に取り組む態度」。これについては、一朝一夕に変わらないので、中2、中3の時代なので、早くからの

習慣づけが非常に大切です。

 

定期テストが取れているのに通知票の評価が悪いケース、定期テストはあまり芳しくないのに通知票は取れているケースと

評価する教師の裁量による部分も正直大きいものがありますが、決められている以上はそれに則り、対応していかねばなりません。

 

中2の2学期、3学期を疎かに過ごしてしまうと、中3の1学期からいきなり「内申点の評価」が開始され、中1、中2の成績は参考程度と

いう表現になってはいるものの、急に教師の方々の見る目が180度変わることも考えにくいわけですから、中1、中2の様子をベースに

中3の評価になっていくわけです。

 

そうなりますと、定期テストを少々頑張っても、通知票はそんなに上がらず、1学期の通知票が決まってしまうというケースも多くあります。

今まであまり勉強しなかった子が中3の4月から勉強し始めて、7月の通知票を3ヶ月間で大きく変えることは相当至難の業です。

 

となりますと、この「中3の1学期の通知票」(→過去のブログです。詳細クリックしてお読みくださいをもって、

受験する高校を決めないといけないということになってしまうのです。

 

中3の10月~11月にかけての実力テスト、2学期期末を終える頃には最終受験校を調査を学校の提出します。

その段階では「中3の1学期通知票」しか出ていないわけですから、まだ伸び切っていない通知票をもとに受験校決定を行わなければ

ならないです。

 

ということで、中2の2学期から計画的に通知票を上げていく対策をしっかりととっていかないと、希望する高校を受験できなくなるわけです。

 

公立高校では内申点が持ち点になりますが、最近では私立高校も内申点を重視する所も増えてきました。

内申点が取れていないから「私立高校進学」というのはひと昔もふた昔も前のお話になります。

 

とにかく、公立高校、私立高校問わず、内申点を上げていくことは、自分の夢や希望に大きな近道になるということです。

 

もちろん、内申点が実際のそのお子さまの「学力」を正確に表しているかと言われると、決して正確ではない部分もあるのは事実です。

ただ、入試制度上、内申点をとっておくことが優位に進められるのであれば、とっておくに越したことはありません。

 

そういった内申点対策指導と実力アップ指導を並行してやっていくには、なるべく早い段階で通塾頂きたいと考えております。

 

中学生の年頃のお子さんです。信頼関係をお互いに築くのにも時間がかかる場合もあります。

とにもかくにも、我々としては「時間切れ」になることだけは避けたいという思いで一杯です。

 

お子さまのご様子で気になられる部分がございましたら、入塾如何に関わらず、いつでも塾長阪本までご連絡頂けましたらと存じます。

今までの経験を踏まえ、お子さまの状況を真摯に受け止め、前向きなお話をさせて頂ければ存じます。

お気軽にどうぞ!