教務便り
ご無沙汰しております。
安田です。
10月頃からジム通いをようやく再開させまして、ジムで運動した次の日の筋肉痛が楽しみな今日この頃です。(笑)筋肉痛は、歳をとると翌日ではなく、二日後など遅れてくると聞いており、翌日に来ないことにおびえておりましたが、ちょっと調べたところ、筋肉痛は運動の強度によって変わるそうです。
ただ、歳をとると、若いころに比べて強い運動強度で運動をしなくなるため、筋肉痛がくるのも遅れたり、あまりこなかったりするそうです。それを知り、ちょっとホッとしたと同時にしっかりと筋肉痛がくるような運動強度にしようとも思いました。
さて、筋トレの話から入りましたが、これは勉強にも通じるところがあります。
筋トレで起きる筋肉痛は、筋肉痛が筋繊維が損傷して炎症を起こすことで生まれます。そして、その筋肉が修復され、新しい筋肉が生まれ、筋肉の断面積が増えることで、筋肉の質や能力が向上すると考えられています。
これを勉強に置き換えると、筋肉痛、いろんなことを勉強して、理解する過程で生まれる脳の疲れでしょうか。
動かす手や、座り続けているときの体の疲れだけではなく、考え過ぎて脳が疲れた~!というほど勉強に費やしていますか?
また、筋肉痛だけが、筋肥大、筋肉の増強を引き起こすわけでもなく、適切なトレーニングや休息、栄養のバランスも必要となります。
勉強も、成績アップのためには、作業型の勉強になっていないかなどの適切な勉強の仕方や、質の向上が必要であったり、闇雲の長時間勉強したからと言って、身につくものでもありません。
脳の疲れを癒すための休息も大変重要な要因となります。
実際、寝ているうちに直前で勉強をした内容の記憶の定着がなされていると言われています。
そのため、暗記系科目などは、寝る20~30分前にすると良いそうです。
そして、一番大きな共通点は、すぐに結果が生まれないことです。
筋トレも筋肉痛になり、筋肥大が起きたからといって、すぐにムキムキになるわけではありません。
そうなるためには、多大な労力がかかります。
勉強も同じく、成績アップ、特に実力面を強化していくためには、継続した努力の積み重ねが必要です。
そういったコツコツとした努力をできる人が、筋トレにしても、勉強にしても結果を残していけるのではないかと思います。
最後に、もう1つ。
コツコツと努力することが大切だと言いましたが、そんなものはわかっている話ですよね。それができないから困っているんだという、心のお声が聞こえたような気がします。(笑)
今までのアドバンスの塾生で、勉強の結果が残せている人の共通点をあげていくと
■目標を設定している
■楽しみながらできている
■自分で管理ができている
少なくとも、この3つは共通しているように思います。
目標設定は何にしても大切なことです。いつまでに何をどこまで達成するのかという点を細かく決めつつも、それに縛られ過ぎない臨機応変さを持っています。
次に、楽しむ姿勢です。
これもよく受験生に言うのですが「今やっていることを積み上げていくことは、合格に1歩近付いたことになるんだ」と。
筋トレを頑張っている人が、鏡の前でポージングをしたりしているのは、そういった一面もあるのだと考えています。
勉強も運動も、しんどいことはたくさんあります。
その1歩の積み重ねを楽しみ、「自分ができている」「近付いている」と思っていくことが大切なのです。
そういったことができていくと、自分自身でも、管理ができていくようになります。
もちろん、それが難しいことがあるからこそ、通塾してくれているのだと考えていますので、私たちがサポート役を担っております。
さて、今回は筋トレと勉強について話してまいりましたが、伝わりましたでしょうか。余計にわかりにくかった申し訳ありません(ペコリ)
受験まで残り少ない中3生、高3生はもちろん、小学生や中1・高1の皆さん、中3・高3のゼロ学期を迎える、中2・高2の皆さんもより一層の努力ができるように、精一杯支えていきたいと考えています。
今年のウイプロは最大で全14日間。しっかりと力をつけてもらえるように、日程を組みました。
質も内容も大切ですが、何よりも、多くの時間が必要です。 まずは時間を確保し、その時間をどう使うかを一緒に考えていきたいと思います。
今年も残り少なくなりましたが、よろしくお願いします。