2025年04月11日

~ICT教材のご紹介と今後の取り組みについて~


日頃より、アドバンスの教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
今回は、保護者の皆様に向けて、当校で活用しているICT教材についてご案内させて頂きます。

 

今や、生徒の皆さんにはすっかりお馴染みとなっているICT教材ですが、保護者の皆様には詳しくご紹介する機会が少なかったため、この場をお借りしてご説明できれば幸いです。

 

長年活用しているICT教材「Oneトレ」について

 

アドバンスの設立は2002年ですが、その当初より活用してきたICT教材が「Oneトレ」です。
この教材は、100万問以上の問題データベースを搭載し、教科書改訂のタイミングにはすべての問題が最新の教科書内容に対応するなど、非常に優れた学習ツールです。

 

学力を伸ばすためには、知識を取り入れる「インプット」と、実際に解いて確かめる「アウトプット」のバランスと量が重要です。
特に、演習不足になりがちな生徒にとって、「Oneトレ」はアウトプットの機会をしっかりと確保できる心強い味方です。既習内容の復習や、先取り学習にも幅広く対応できる万能教材となっています。

かつては、「Oneトレ」を中心とした専用講座も開講しておりましたが、現在はその特性を生かしながら、フルスペック選抜クラスの生徒には“使いホーダイ(※科目制限あり)”という形でご利用いただいております。

 

ICT教育の歩みと進化

 

振り返ると、2007年には高校部において、当時としては非常に珍しいICT授業を導入いたしました。
ISDN回線から光回線へと移り変わる時期で、まだ「映像授業ってどうなの?」という声も多かった時代でした。
当時は複数のICT教材を試行的に活用していましたが、社会的な認知度が低かったこともあり、十分に活用できたとは言い切れない時期でした。

 

その後も、1対4、1対6、1対1、1対8など様々な学びのスタイルを模索しながら取り組みを続けて参りました。
時代は進み、YouTuberが登場し、子どもたちが日常的にYouTubeから情報を得ることが当たり前となった今、ICT教育の意義もますます大きくなっています。

人口減による講師不足といった課題に直面しつつも、ICT教材の可能性を信じ、私たちは18年間、試行錯誤を重ねながら継続してきました。

 

現在の学びスタイル「アクティブハイブリッド」へ

 

そうした中で生まれたのが、「通いホーダイ」と組み合わせた新しい学習スタイル「アクティブハイブリッド」です。これは、自ら学ぶ力を育てることを目的とし、ICT教材を効果的に活用する学びのかたちです。現在では、「佐鳴予備校のアットウィル」「ハイスクールアットウィル」「ベリタス」「eduplus」など、複数のICT教材を、生徒一人ひとりの習熟度に応じて使い分けています。

 

これからの時代に必要な学びとは

 

今の学習指導要領では、「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」、そして「学びに向かう力」が求められています。
こうした力を身につけるためにも、私たちは過去の経験と反省を活かしながら、日々教育内容をブラッシュアップし続けています。

今後も、「これからの生徒たちにとって本当に必要な学びとは何か」という視点を大切にしながら、よりよい学習環境づくりに取り組んでまいります。

 

保護者の皆様には、ぜひこうした取り組みをご理解いただき、引き続き温かく見守っていただけましたら幸いです。

ご質問やご不明点などがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。