塾長コラム
早いもので7月を迎えようかという時期となりました。
アドバンスでは、公立中の期末テストが一段落し、公立高校、私立中の期末テストになろうかという時期であります。
その間、三者面談週間ということで、お忙しい中を面談にお越し頂いた保護者の方々と前向きなお話をさせて頂いている真っ最中であります。
そんな大事な時ではありますが、歯のメンテナンスに歯医者さんに通っております。
歯医者さんに関わらず、お医者さんは苦手な方なのですが、定期的にメンテナンスをしておかないといけない年に突入したのも残念です(笑)
夏はサマプロで忙しいので、年に一度の定期健康診断も夏明けになりそうです。
そんなことを考えていますと、昔、何かのセミナーかなにかでお聞きしたことを思い出しました。
塾は歯医者さんといっしょ
『なるべく行かないで済むなら行きたくないが、きちんとしようと思えば、通うべきだし、日常的にメンテをしておくと、いざという時に困らない。いい歯医者さんにかかれば、痛みもなく、相談もしやすく、しっかりと通うことができる。逆に、良くない歯医者さんにかかれば、痛みはあるし、見栄えは悪いし、二度と行きたくなくなるしで、いい歯医者さんを選びましょう』
このお話を聞いた時には、「なるほど」と痛感しました。
確かに、塾とそっくりだなぁと。
だからこそ、我々は良い歯医者さん(良い塾)にならないといけないという思いを強くしたことを思い出したのでした。
今、通っている歯医者さんは、丁寧にやってもらえますし、適切なアドバイスもあり、どうすれば良くなるか、日常のメンテはどうしたら良いかなどを本当に丁寧に教えてくれます。だからこそ、安心感もあるんだと思います。
だからこそ、歯医者さんの先生に言われたことを毎日、実践するのは患者(私)の役目なので、そこを疎かにしてしまうと、いくらいい先生に治してもらっても、だめなんです(笑)
これも塾といっしょなので、本当にそっくりです(笑)
そんなことを思い出しながら、このコラムを書いております。
さて、サマープログラムも近づいてきています。
受験生にとっては、受験の天王山と呼ばれる時期ですから、この時期を逃すと、大きく伸びる時期はありません。
よく冬休みが大切という言葉で、冬にやれば大丈夫といったことをいう生徒が居りますが、もちろん、入試直前の冬は大切ではありますが、その概念は、冬は、「今までやったことを忘れていないか、理解できていない単元はないかの総チェック」 の時期であり、学力を大きく伸ばすというよりは、学力を落とさないことを意識する時期であります。
それに比べ、夏休みは、この時期にやったことを9月以降も継続していくことで、熟成され、冬に至るまでのブレイクポイントを超え、大きな伸びが見られる可能性を実現できる大切な時期がこの夏休みなのです。
中学受験の小学生では、普段の学習でついついもれてしまいがちな事項を総チェックできます。特に暗記系の教科などは、できる限り、夏休みに一度は通しておく必要があります。
高校受験の中3生では、知識を入れる(インプット)と、演習を強化する(アウトプット)に注力できます。普段は、内申点に目を奪われ、定期テスト対策だけに追われがちですが、実力をつける上では、基礎力を高めることができるのは夏休みが一番です。
大学受験の高3生では、夏休みまでに積み上げてきた基礎力を、大学入試問題にチャレンジすることによって、解答を研ぎ澄ましていく必要があります。
「知る→覚える→使いこなす」とよく高3生には伝えておりますが、高1で「知る」、高2で「覚える」、高3で「使いこなす」ことができれば、大学受験は成功します。
ただ、多くの高校生は、それぞれの学年でやるべきことを、一気に高3でやろうとするので、負担感も多く、暗記が苦手、解くスピードが遅い、集中力がない、易きに流されるという生徒は、最後に本気でラストスパートをかけても物理的な時間が不足して、残念な結果になってしまうというケースです。
口を酸っぱくして、高1、高2の段階で話はしますが、聞く耳を持ってくれたり、自ら先のことを考えてくれた生徒は走ってくれますが、聞く耳を持たない、わかっちゃいるけどやりたくないという生徒には中々通じませんので、毎年、大変です。
大学受験は、高校受験と違い、倍率、難易度、やるべき量が段違いなので、早くそれに自ら気付き、手を打っていって欲しいと思っています。
そういう意味もあって、今年は、久しぶりに高1~高3生の合同クラスで、「英語構文108征服講座」をプレタームで開講します。
例えば、「~するとすぐ」の表現を高1、高2生に聞くと、おそらく
as soon as が出てくると思います。ちょっと英語が好きな人は、On~ingくらいは出て欲しいですが(笑)実は、この表現、入試頻出事項は10個以上あります。この内容も、英語構文108征服講座の1つですので、そこで詳しく説明しますね。
以前は毎年やっていましたので、高1から高3まで同一講座を3回受講したなんていう人も多かったのですが、是非、高1、高2の皆さん、大学入試の一角ですが、英語の中の構文の大切さを多少なりとも理解してもらえるような授業を行いますので、是非積極的に受講してもらえればと思っています。