2017年06月26日

サマープログラム2017を迎えるにあたって


今年も、いよいよサマープログラムを迎える時期となりました。

 

勉学の秋とは言いますが、勉学の夏とは言わないように、夏が近づき暑さが勝り始めるにつれ、生徒たちも勉強への意欲の低下が見られるようになってきているように思います。またこの時期は一学期の緊張も解けはじめ、テストなども終わりますからなおさらと言えます。しかし、気の弛みやすい長い休みの時期にこそ、いかに自分を磨くことが出来るかで、これからの学校生活・受験の結果(更にはその先の新しい学生生活も)をより良いものに出来るかが決まってくると言えます。

 

そんな大切な夏を、だらけず、きっちり乗り切る一番の方法は、目標を決めること、そしてそれを達成できるよう取り組むことです。毎年、サマプロ前には生徒の皆さんに目標を宣言し用紙に記入してもらい、それを壁に貼り出して、それぞれの目標を忘れないようにしてもらっています。今年のサマプロ2017は、こうして決めた目標に向かって、心を動かすことなく全力で取り組む大切さと、達成できる喜びを学んで欲しいと思い、「一意専心」をテーマに掲げることにしました。長い夏休み、遊ぶ時は全力で遊び、勉強するときは全力で勉強してほしいと思います。

 

さて、アドバンスのサマプロは、いかに生徒の皆さんにとって良いものに出来るかと考え、毎年、改善・改訂を行っております。今年のサマプロ2017についても、前年までの反省やもっとこうした方がいいという点を踏まえて、更に改善を行いました。

 

まず一つは、前年まで「プレターム」と呼んでいた7月中の期間を、「基礎ターム」に改称し、更に日数を6日間から9日間へと大幅に増加いたしました。

 

この基礎タームでは、受験生だけでなく、受験でない小学生や中1・中2生に皆さんも、今までの復習を通して基礎力を強化してもらいたいと思い、「BCグランプリ」を開講いたします。このBCグランプリは、タブレット端末を用いてどんどん問題を解いていくもので、ゲーム感覚で今までの復習や、計算強化を行っていけるようになっています。自分のスマホからでも学習できますので、授業以外の時間や、自宅でもどんどん進めることが出来ます。上位入賞者には、賞品もございますので、賞品を目指して頑張りながら、基礎力を強化していって欲しいと思っています。

 

また、非受験学年の方は、どうしても部活や習い事などが中心になりますが、受験学年になってから慌てるのではなく、早めから対策をして頂けるようにと、メインタームにおいても普段の平常授業以外の科目を受講できるプランを数多く用意しております。

 

特に、土日に受講しなくてよい「土日無しプラン」に関しても、昨年に引き続き最大12日間を確保することが出来ましたので、土日は部活の大会や習い事などが多い方も、勉強の習慣を途切れさせることなく受講しやすいようにしております。

 

もちろん、受験生向けのプランも大きく強化を図っております。基礎タームが増えたこともあり、昨年度より更に最大時間(コマ)数を増加させました。基礎タームでは、インテンシブ授業(クラス授業)を開講しますので、ここで知識のインプットを徹底し、メインタームでは問題演習に取り組みアウトプットを徹底するいう流れで、総復習・総確認を行います。時間帯も昨年と同様に、基礎タームは最大11コマの授業コマ数を確保し、メインタームもすべてのタームで最大10コマの授業が受講できるようになっております。

 

毎年、生徒のみならず保護者の方も、こんなに長い時間の勉強は出来るのかと不安になられる方が多くいらっしゃいますが、1日、2日とこなす内にすぐに慣れてしまえるもので、徐々に楽しそうに勉強に打ち込んでいる姿が見られてくるものです。サマプロも終わりに近づく頃には、「もう終わり?」という声すら聞こえてくるほどです。むしろ、あっという間に終わってしまうサマプロと夏休みに不安を感じてしまうことすらあるかもしれません。胸を張って「これだけやったんだ」という思いでサマプロを終えられるよう、このサマプロに打ち込んで欲しいと思います。

 

近年は学力向上の流れもあり、大学入試、高校入試、中学入試とも難化傾向にあり、基礎力が無ければ全く手がでないような入試問題も増えて来ているのが現状です。

 

そういった過酷な入試を乗り切ってもらうべく、アドバンスも徹底的に基礎力を固められるようこの夏の基礎タームに臨みますし、しっかりと知識を定着できるようメインタームを準備しています。ただ単にやる気もなく嫌々受講しているようでは、全く自分の身につかないどころか、必死で頑張ろうとしている他の受験生に迷惑になります。そんな人はいないと思いますが、しっかりとした高い意識を持ってサマプロに突入できるよう考えて、残り1ヶ月弱を過ごしてください。

 

受験生でない生徒の皆さんも、サマプロになれば、朝から晩までずっと勉強していて疲れているはずなのに、集中して頑張っている受験生を、きっと何度も目にします。他の生徒が頑張っている姿を見たとき、自分の決めた「一意」を今一度思い出し、励みにしてください。

 

また、遊びのイベントも用意しています。勉強に集中してしっかりと頑張った上で、息抜きの遊びは遊びで楽しんでいきたいと思います。

 

毎年大盛況のフットサル大会では、講師陣も毎回参加し、生徒と一緒に楽しく、時には本気で、フットサルを楽しみます。また、昨年大好評を頂いたわくわくラボを、今年も開催いたします。今年は「LEDツリー」を作る実験を行います。綺麗に光るツリー、みんなで楽しく作って、自分の部屋や好きなところに飾り、勉強や受験への癒しの1つにしてもらえればと思います。

 

今年も盛り沢山のサマープログラムとなりましたが、全力で向かって来る生徒たちに応えられるよう、講師一同も全力で取り組む所存です。

 

保護者の方々のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

■サマプロ5箇条■

 

①遅刻をしない

5分前集合を徹底しよう。1分でも遅刻は遅刻です。遅刻の習慣がついてしまうと直りにくく、遅刻は恥ずかしいことなので、意識を高めよう。

 

②ネガティブワードは自分で禁止しよう

×無理 ×だるい

×しんどい ×いや

×面倒くさい

日本は言霊文化で、ネガティブワードを口にするだけで、自分も周囲もネガティブにさせてしまいます。

 

③休まない

せっかく学習の機会を保護者の方から頂いています。ちょっとのことで休まないようにしよう。

 

④Daily Noteは毎日提出しよう

自分の頑張った証であるDNは、1日を振り返り、次へ活かす糧になります。保護者の方に頑張っている所を見てもらおう!

 

⑤「一意専心」の心構えで

時には辛く、苦しい時もあると思いますが、自分で決めた「一意」を思い出し、それを貫けるよう頑張ろう。