2018年09月25日

教務便り


長いようで短いサマープログラムも終わり「さあ!これから新学期」と思った矢先に、台風21号が上陸。

 

この阪神地域では、私が知る限りでは、あまり大きな被害がなかったように思いますが、今回の直撃は風も非常に強く、私が住んでいるエリアでも停電となりました。

 

すぐに復旧するだろうと思いきや、なんと一昼夜まるまる停電という初の体験を致しました。

 

阪神大震災の時は、大阪の南部に住んでいたこともあり、難を逃れておりましたので、初の災害被害に遭遇することとなり、普段当たり前のように使っている電気の有難さを思い知りました。

 

翌日、生徒たちにも状況を確認したところ、大抵の生徒は停電もなかったり、あってもすぐについたという生徒がいる中、避難勧告が出て、避難されていたり、停電と断水にもなったという話も聞き、今回の台風の被害の大きさを改めて感じました。

 

そんなことを思っている中、今度は北海道での地震…。虫の知らせでしょうか。ちょうど夜中に目が覚め、なんだか揺れたように感じたので、もしかして地震か?と思い、気象庁のサイトで確認したところ、北海道で震度6強(速報値)の地震との表示。ちょうど知人が函館におり、夜中3時過ぎでしたが、すぐに連絡をとろうとするも、4日間連絡がとれず。5日目にして、ようやく連絡がとれ、安否の確認もできました。

 

今回の災害で、実際にたかだか1日ではありますが、あって当然のものがなくなる不便さ、そしてそんなときの備えや、知識のなさを痛感致しました。

 

今回の台風の停電もまだ続いておられる地域や、地震で大きな被害を受けられた地域の皆様は、さぞかしご不安、ご不便な生活を強いられていることと存じますが、一刻も早い復旧を願っております。

 

さて、そんな災害がありつつも、平常授業は進んでまいります。また、受験に向けた学びもどんどんこれから加速をしていかなければならない時期となってまいりました。

 

ある受験生と、その保護者の方のお声を少しご紹介させて頂きます。

 

サマプロを終え、その感想をDaily Noteに記入いただきました。

 

生徒の感想

 

「すごく頑張ることのできた4週間でした。今回の実力が良ければとてもうれしいし、今までで1番できた気がしました。毎日10時間あったけど、金曜日の自主勉の時、少ししんどいなと思ったけど、ほとんどどんどん進めて、楽しいと思える夏休みでした。ありがとうございました。」

 

 

非常によく頑張ってくれ、休憩時間には、時間のない中、学校の宿題をしたり、今までの復習をしたりとしっかりと勉強に取り組んでくれていました。

 

長時間の学習で、時には疲れ、しんどい時もあったと思います。

 

それでも意識を高く持って努力をしてくれたことを、本当にうれしく思います。

 

保護者の方からのお声

 

「毎日、予習・復習をよく頑張っていました。長時間の連日だったので、最後まできっちり通うのか?と少し不安でしたが、何の弱音を吐くこともなく、日々、昨日よりも良い点をとりたい!満点をとりたい!!という意識がとても高かったです。サマープログラムに参加させて、とても良かったと感じました」

 

と、非常にありがたいお言葉を頂戴いたしました。

 

塾内だけでなく、自宅に帰ってからも努力を続けてくれていたことが窺えます。

 

塾内で勉強するのはもちろん、それ以外の部分で自分のできていないところ、弱いところををいかに潰していくかがが非常に大切なこととなります。

 

学校では、日々、どんどん新しいことを学び、また塾でもその進度に合わせ、振り返りもしながら、先に進めていかなくてはいけません。

 

1つのところで立ち止まっていては、次に進むことができません。

 

当然のことながら、必要になってくるのが「自身での勉強」です。

 

塾に行っているからできるようになるのではなく、そこでも学んだことを活かすために、自分でも努力する。それが非常に重要なことです。

 

例えば、それは宿題でもそうです。適当な字で、雑にしている生徒もいれば、しっかりと直しも行い、考え、わからないところを質問してくる生徒もいます。

 

どちらが成績が伸びていくかは、火を見るより明らかです。

 

また、高3生ですが、私が授業時にこのターム中に、古典の助動詞の用法・意味・活用を完全に覚えるようにと伝えたところ、5日間あるタームの3日目には、完璧に説明できるようになっていました。

 

また、それから先も自主的に「助詞のここまではできるようになりました」と言ってくれ、確認したところ、きっちりと細部に至るまで覚えてくれるなど嬉しい頑張りを見ることができました。

 

私たちは、環境を整え提供することはできます。また、良い結果になるように指導し、導いていくこともできます。

 

しかし、その環境を活かし、また導いてくれる道を走るかは、生徒1人1人の努力によるところが大きいのです。

 

もうすぐ中間テストが始まりますが、この夏休みに学んだこと、そして現在学んだことを活かせるように、少しでも早くからの対策と、意識を高くもって取り組んでもらえればと思います。