塾長コラム
早いもので10月も下旬に差し掛かりました。これを書いているのが、入試説明会直後ということもあり、10月初旬から始まった中学校の定期考査、そして引き続き、公立高校、私立高校の定期考査などをまたぎ、ようやくまずは一段落の時期となりそうです。ただこれも1週間ほどいたしますと早い中学校の期末テスト1週間前になりますので、1年中エンドレスでテストがあるような感じです。
さて、10月20日に開催いたしました弊社主催の高校入試説明会におきましては、多数の保護者の皆様、生徒の皆さんにご参加頂き、有難うございました。
また私立高校5校のご紹介の時間も設けさせて頂き、大変短い時間にも関わりませず、説明会へのご参加を快諾いただきました5校の皆様におかれましても、この場をお借りして御礼申し上げます。
大阪で専願率ナンバー1で在籍生徒数も2,300名というONLY ONE教育をされている興國高等学校さんにおかれては、理事長・学校長まで急遽お越し頂き、感銘深いお話をして頂きました。高人気である理由がわかります。特待生制度も大変充実されておられるので、是非、学校説明会に足をお運びになられるのをおすすめいたします。
また、兵庫県の進学校の雄である須磨学園さんからも入試対策部長様がお越し頂き、2019年から同一経営をされる夙川学院さんの案内も含めてお話を頂きました。
他にも人気の高い神戸学院大学附属高等学校さん、武庫川女子大学附属高等学校さんという附属校の学校にもお越し頂き、男女共学、男子校、女子校、附属校と保護者の皆様や生徒の皆さんにとってバリエーション豊かな学校さんからのお話を頂くことができました。
われわれも17年間高校進路指導をしてきておりますが、よく思うのが、中3生が考える学校というのは、友達から聞いた、部活で行ったというレベルで志望校を考えることが多いということです。もちろん、それはそれで良いのですが、もっと視野を広げて、色々な学校に行ったり、話を聞いたりすることによって、今まで知らなかったことを知ることができたり、逆に自分の興味ある部分とマッチする部分が出て来たりすることは多くあります。
そういう観点から生徒の皆さんには、オープンハイスクール、説明会には積極的に行って、色々なことを知ってから、志望校を決めなさいという話を毎年しています。
保護者の皆様からもこういうお話をお聞きすることが多いです。
「公立はわかるんだけど、私立はあまりわからなくて」
これは、兵庫県ではまだまだ公立高校志願率が高いので、無理もないことだと思うのですが、今後、大阪と同じく、私立高校の授業料無償化などの政策が幼児教育無償化の後に来た際には、大きく変わる部分かなと考えております。
公立と私立への進学の大きな違いの一つは、経済的な面です。その経済的な面が、私立への授業料無償化によって、差がないということになれば、公立志願率にこだわることもありませんし、私立がわからないということもなくなってくると考えております。
そうなれば、公立高校も今までのように安泰ではなくなり、今までの私立高校と同じく切磋琢磨しながら、高校独自の魅力を打ち出していって、公立私立問わず、高校環境が良くなり、生徒サイドからすると良いことづくめになります。
私共も、色々な学校を訪問し、
「この学校さんは素晴らしいなぁ」
「とても熱心にやられているなぁ」
と感じた高校さんには、弊社の保護者の皆様にも是非知って頂きたいと思い、こういった説明会にお越し頂き、ご説明をして頂いています。
そうでないと、私立高校展などの個別ブースを巡っても、なかなか、全く知らない高校の所に行こうと思いませんし、ハードルが高くなります。
そういう点からも、おすすめな高校さんは是非知って頂きたいですし、今までの過去のイメージを打ち破って頂きたいと考えております。
どういうことかと申しますと、私立高校によっては、学校改革が進み、毎年、改善、改革をされている学校さんも多い中、少し保守的になられている学校さんも中にはございます。
我々、保護者世代が中学生だった頃の高校と今のその学校が大きく変わっているというご認識をお持ち頂きたいと思います。
昔は、公立高校(しかも総合選抜時代)の併願校だった高校が、今や進学校に名を連ねているといった例は多くあります。(もちろんその逆もあったりするのですが・・・)
ですので、昔のイメージを持ったままだと、最初の段階で「あそこは○○」という先入観が先に立ってしまいがちですが、それを抜きにして、是非、今の学校を見て、話を聞いてみて頂ければと思います。
少子高齢化の中で、学校経営も益々大変な時代が来る中で、5年後、10年後を見据え、先手を打っておられる学校さんも多くございます。
是非、大切なお子様をお預けする3年間でお子様の可能性を拡げることができる環境を是非、ご選択頂ければ幸いです。
入試説明会でも申し上げましたが、これから入試まではあっという間です。
中3生一人一人が悔いのないと自分自身で思えるようなラストスパートを全力で応援し、伴走していきたいと思います。
土曜補習もなるべく早く帰ってもらいたいですが、時には徹底して再テストを行なって遅くなってしまうこともあるかと思います。
「今、優しく、緩くして、志望校に落ちるよりも、今は厳しく大変だけれど、志望校に合格する」
ことの方が大切だという信念のもとで、今までやってきており、これからもやっていくつもりです。
保護者の皆様のご支援、ご協力を今後共頂戴し、来春の栄冠をつかみたいと思います。よろしくお願い申し上げます。