2020年10月21日

コロナ禍での学習ペース


今年は全国の子どもたち、学校の先生、私塾の先生も非常に困っていると思うことが、この「コロナ禍での学習ペース」という問題ではないかと感じています。

 

2月末から5月までの学校一斉休校により、この3ヶ月間の遅れがじわじわと影響をしてきており、一部の学校や私塾などではオンライン学習に切り替えた所も多かったようで、私どももオンライン授業と個別のフォローを行いながら乗り切って参りました。ただやはり、一部の子どもたちのモチベーションの低下は免れず、個人面談の回数を多くして、意識の向上をしてもらえるよう、色々な形で呼びかけに励んでいる所であります。

 

また、学校も休校の遅れを取り戻すため、いろいろな工夫の中で、応用問題を飛ばしたり、解説中心で演習は自宅でやるといった形での授業になっているという所もあり、学校により習熟度の差が出てしまっている感じもしています。

 

我々の授業は、一人一人のペースにあわせた指導を行っており、時には応用問題を飛ばしたり、細分化されている単元を主たる単元のみで進行したりといった場合もありますが、基本は、当該学年で習得すべき内容については、しっかりと習得してもらうというカリキュラムの中で、進めているため、飛ばし過ぎな学校、教科などとは、いたちごっこのように先週追いついたのに今週もう抜かされているといった時もあり、進度調整に余念がありません。

 

おかげさまで、今年はなんの因果か、「通いホーダイ」の平常フリーパス制度を新規に創設して、4人に3人の方がこの通いホーダイにして頂いているため、速すぎる学校のペースにもなんとか追いつくことができています。

 

われわれもマンツーマン指導や少人数制指導をやっていたため、その苦労はよくわかりますが、今年は、通常の個別指導や集団授業であれば、カリキュラムを組むのに相当大変な思いをされているのではと思っています。

 

11月11~13日には、期末テスト(これも通常より1週早くなっています・・・)がありますので、それに照準を合わせ、生徒一人一人の進度をしっかりと注視して、習熟度を上げる指導を行っていきたいと思います。