塾長コラム
さて、今月は中間考査という中学、高校が多く、一番早い学校と一番遅い学校では、1ヶ月近く日程がズレておりましたので、先日終わったかと思えば、そろそろ次の期末考査になってくるなど、定対前面談の時期となっています。
別稿にもございますが、感染防止策でやむを得ず前回のテストまでは「オンライン定対」を実施しておりましたが、自宅でのオンライン定対では、非常に気が緩んでいる生徒も見受けられ、場合によっては、ほぼ何もしていないのではないかと思えるほど、疎かになってしまっている生徒も残念ながら見られました。
Zoomをつないでいても、映像オフにしていると、本当に何をやっているかはこちらからはわからず、生徒の皆さんを信用したいとは思うのですが、実際の所、寝ていても、遊んでいてもわからないとずっと不安に思っていました。
ご家庭におかれても、子ども部屋が完備されておられると、「勉強してくる」と部屋にこもってしまうと、しょっちゅう見にいくわけにも行かず、またずっと監視するのもどうかと思い、お子さまを信じられることと思います。
そこで、次の期末テストからは、通常通りの定対に戻し、原則として通塾での定対といたします。
どうしてもオンラインでの定対をご希望される場合は、保護者の皆さまから申請を頂くという形にして、生徒自身から「今日はオンライで定対やります」ということは一切受け付けないようにいたしますので、保護者の皆さまのご理解とご協力をお願いできれば幸いです。
さて、高3が入試をどんどん迎える時期となりました。
入試を受けるということは、当然合否発表があるということになり、その待つ期間、少しそわそわ浮つきがちになることも多くなります。
われわれが心配するのは、その間、本来行うべき入試勉強が疎かになり、「合格」と思いたい気持ちを引きずり、勉強の継続性が落ちてしまうことです。
学校推薦型選抜、総合型選抜とも、12月1日以降が正式な合格発表ですので、12月1日以降、友達の中で、「合格した!」「残念だった」という声が飛び交い、不安とプレッシャーの波が大きくきてしまうことにならないかと少し心配しています。
しっかりと勉強を継続するという学力担保という文科省の通達により、合格発表がずれ、一番踏ん張らないといけない12月に動揺を来さないように留意していきたいと思っています。
中3生の皆さまも、受験校を最終決定する時期になりました。
先週より、進路相談面談を実施させて頂き、目指すべき学校を相談していっており、来月の進路確定面談で、最終受験校を決定するという流れになります。
毎年毎年、この時期が来ると感じることは、
「成績が取れていれば、色々な高校を選ぶことができるのになぁ」
ということです。
逆に申しますと、「成績が取れていなければ、選択肢が非常に少なくなってしまう」ということです。
「この3が4ならばなぁ」
「実力テストの点数があと10点あればなぁ」
と毎年いつも悔しく辛い思いをするので、受験生たちには、土曜補習などで口酸っぱく言うのですが、早い段階では自分のことととして捉えてもらえないことも多く、ようやく自分のことと捉えられるようになると受験直前ということもあり、なかなか胃が痛い日々を送る時期に突入しております。
今年は公立の定員が我々の第2学区で大きく減っております。
兵庫県全体の公立定員減は、
30クラス減 (1,200名減)
となっており、そのうち、第2学区では、
15クラス減(600名減)
と、我々の第2学区が県下の半分の減となっています。
西宮に目をやりますと
西宮東・西宮北・西宮今津・
西宮甲山
で各高校1クラス40名ずつ減です。
尼崎西・宝塚北など隣接市の高校も40名減ですので、第2志望の併願、私立専願、併願も含め影響は確実に出てくると心配しています。
私立高校もコース改編、入試の面接を無くしたり、時間帯を変更したりなど、コロナ禍での影響を受けつつあります。
とにもかくにも、自分の成績を伸ばすことが一番大切だという意識を中3生には持ってもらい、日々しっかりと取り組んでもらえるよう叱咤激励を更に進めていきたいと思っています。
保護者の皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。