2021年03月26日

塾長コラム


早いもので新年度がスタートいたしました。

 

保護者の皆様のご支援ご協力と受験生の頑張りによって、おかげさまで、前年度も大学入試、高校入試とも100%合格で終えることができました。本当に有難うございました。

 

コロナ禍、初の共通テスト、民間外部英語試験の延期、記述式の延期など、去年の大学入試は、受験生本人のみならず、我々塾業界も本当にプレッシャーの強い年でありました。

 

また、大学入試や高校入試においても、「複線的読解」という新しい入試傾向が強くなってきており、数年前から対策を立てていっておりますが、実際それが今年はどうなるのか、共通テストで出題されるのかなど本当に気を揉む1年でございました。

 

新年度も開始されたこともあり、次の受験生のために、また気持ちも新たに、スタートをしていきたいと思います。

 

さて、今回は中学生の4月からの教科書改訂について少しお話をさせて頂こうと思います。

 

ホームページのブログなどで何度か書かせて頂いたこともありますので、ご覧頂いた方もおられるかもしれませんが、今回の学習指導要領改訂による教科書改訂は今までに稀にみるハードな内容であることには間違いありません。

 

英語科なため、どうしても英語の話になってしまいますが、大きな変化は下記の通りです。

 

①中学3年間で習得する英単語

 旧教科書 1,200語

   ↓

 新教科書 2,500語

 

② 中1

 Lesson1

  be動詞と一般動詞 混在

 Lesson2

  Can

  Lesson6

    過去形・過去進行形

 

③ 中2

 Lesson1 

  接続詞when・if・that

 Lesson2 

  不定詞

 Lesson6

  現在完了

 

④ 中3

 Lesson1

  現在完了進行形

 Lesson2

  受動態

 Lesson3 

  後置修飾

 Lesson6

  仮定法

 Lesson7

    原形不定詞

 

などなどです笑

 

基本は小学英語の英単語が増えておりますので、習得語数も増えるわけですが、それでも倍です。ゆとり時代の教科書が900語でしたので、そこから比べると、なんと3倍!

 

中1~中3の習得単元をご覧頂くと、保護者の皆様が習得された時期とはかなり違ってこられているのではないでしょうか。

 

中1もアルファベットはさらっとやった上で、いきなりbe動詞と一般動詞の混在から始まります。続いてLesson2では、canです。(旧教科書では中1の最後でした)

 

中2もよく難しい、嫌いという生徒が多い接続詞whenやif、thatからスタートし、Lesson2でいきなり不定詞登場。Lesson6からは現在完了の3つの用法が続きます。(旧教科書では中3で現在完了でした)

 

そして極めつけは中3です。

Lesson1で現在完了進行形(以前は高1で習得した単元です)からスタートします。その後、1学期ですぐに分詞の形容詞的用法(後置修飾)が出てきます。Lesson6やLesson7では、仮定法、原形不定詞登場です。ともに旧指導要領では、高1で習得する単元が中3に下りてきております。

 

これだけみましても大変だと思って頂けると思います。

 

とにかく英単語も結構難しい単語がガンガン出てきます。

 

launch ・ encounter  

 

あたりが普通に中学でさらりと出てきます。

 

新中1~新中3の皆さん、是非新年度を早めに開講していますので、できる限り、前倒して先取りをしておきましょう。英単語も普段の授業からしっかり覚える癖をつけてほしいと思います。

 

全力でサポートして参ります!