教務便り
ごぶさたしております。安田です。朝晩の冷え込みが厳しくなり、風邪を引いている生徒もよく見かけます。そういう私も、先週朝起きたときから喉の痛みを感じ、うがいなどをしていたにも関わらず、結局風邪を引いてしまい、面談中はマスクをつけたままで、失礼致しました。
さて、公募推薦入試も始まり、入試の色がどんどん濃くなってきました。公募推薦入試は倍率も10倍近くなる大学も多くなり、高3生にとっては初めての関門となるわけで、少し甘く考えていた生徒にとっては辛酸をなめる結果となってしまいました。
公募推薦入試で合否を分ける結果となった原因は、夏休みの頑張りにあります。
アドバンスでは、サマプロで受験生は12時間の勉強時間を頑張ってもらいますが、その間毎日テストを実施しています。
そこでは、英単語・英語構文・語法・文法、漢字・古文単語、日本史一問一答、化学・数学センター過去問など、そえれぞれの生徒の受験に合わせたテストを行いますが、今回の公募推薦入試で合格を勝ち取れた生徒は、このテストで常に上位の成績をとり、80%以上の得点率をとっていた生徒となっています。
テスト1つとっても、これだけの頑張りを見せてくれるわけですから、授業中の意識の高さについては、いうまでもありません。
実力がつくまでには、2~3ヶ月かかります。しかし、それは必死に勉強しての結果です。
なんとなく、授業を受けているだけでは、結果には現れてきません。
ウイプロも今月22日から始まり、大多数の生徒が受講すると思いますが、授業に来て満足することなく、1つでも多くのことを学び、そして、自分の力として身につけていけるように取り組んでもらいたいと思います。
今回、保護者の方と二者面談をさせて頂く中で感じたことがいくつかありました。
それは、「大きな道筋を示すこと」と「1人1人に合った道筋を示すこと」でした。
私たち、教える側もついつい、近視眼的になってしまい、直近のテストの点数などだけに、目が行きがちですが、やはり、その先にある大きな目標に向けての道筋をきちんと示してあげることも、大きな役割であると考えてます。
例えば、受験方式についてや、各高校や大学についての話であったり、それに至るためには、どんなことをすればよいのかなども含めて、生徒たちに話す機会を多く持っていきたいと思います。
そうしていく中で、生徒自身に目標が芽生え、それに向けて努力するという良い流れが出来上がっていくのではないかと思うからです。
自分で調べるにしても、1人の情報量には限界があります。
ましてや、中高生は、学校や友達の間という狭い環境の中での情報に重きを置くことが多いので、その情報が本当かどうかの区別がつかないということもあります。
また、易きにながれてしまいがちなのも、この年頃ではないでしょうか。そこは、しっかりと私たち大人が目を配り、頭ごなしに否定するのではなく、より可能性が開ける方向に導いていく必要があると考えています。
また、それだけでは、生徒によっては否定的に取られてしまいかねませんので、生徒自身の頑張りにも目を向けて、良い面は認めて、ダメなところは改善していき、長期的な視点から見て、指導をしていく姿勢を常に持っていく必要があると考えています。
生徒1人1人が、違った性格、違った環境にいるわけですから、それに合わせて、勉強面だけではなく、メンタル面や長期的な視点に立って指導をしていくのは、難しいことではありますが、全ての生徒がアドバンスにいて良かったと思ってもらえるように指導していきたいと考えています。
さて、つらつらと書き連ねてまいりましたが、今回の受験生以外の学年の保護者の方との、二者面談は初の試みではありましたが、実施させて頂き、本当に良かったと思っています。保護者の方が不安に思われている点、生徒のご自宅での状況など色々お話を聞かせて頂き、気付かされることが多々ありました。
受験生は、これからが本番となります。中学3年生は、期末テストも終了し、これで内申点はほぼ決まっています。あとは、実力を強化するために、1分1秒を惜しんで頑張ってもらうしかありません。一時の気の緩みが、大きなミスとなることもあります。後で振り返ったとき、あの時、もって頑張っていれば、もう1ランク上の学校に合格できたかもしれない。そんな後悔をすることのないよう、頑張ってもらいたいと思います。
大学入試については、毎年、4月の段階と比べ、1ランクも2ランクも上の大学に合格できていますので、今年もそれが実現できるように精一杯勉強してください。1つでも多くの知識を身につけ、大きな壁に立ち向かってもらいたいと思います。
また、受験生以外の学年の生徒につきましても、今年は教科書改訂もあり、難易度も上がっていますし、高校生は来年度文系科目において、教科書の改訂があり、より大変な時代を迎えようとしていますので、それぞれに対して、大きな視点で道筋を示しつつも、より綿密な対応を行っていきたいと思います。
次のアドバンス通信は新年号となろうかと存じますが、ウイプロでの頑張りをお伝えできるよう、講師共々頑張ってまいりたいと思います。