子どものやる気を引き出す!親のアプローチ
恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
出典:マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」
☆行動の意味を教えること! ☆
◇みなさん、連休はどのように過ごしたでしょうか。自宅にこもって過ごしていた私は、5月5日の子どもに日、自分の子どもたちの小さい頃のやり取りを思い出していました。あの頃の彼らは、なんて可愛かったんだといまさらながらに思いますが、大きくなっていくにつれて、対応な人間になっていきました。それはそれで、頼もしい限りです。
さて、今回は、息子2人との昔のやり取りを振り返って、行動の意味を教えることについて書こうと思います。
◇これは、妻が息子たちを何回も何回も、毎日のように叱っては、部屋を掃除させているのを見かねて、私もとうとう「掃除やりなさい!戦争」に参戦してしまった時のことです。
子ども達に、部屋の掃除をする意味を教えました。
お父さん:自分たちの部屋を綺麗にする意味が分かるかな?
息子A君:え~・・・・。
息子B君:・・・・・。
お父さん:君たちの机は、誰に買って貰ったんだっけ?
息子A君:ジージとバーバ。
お父さん:ジージとバーバは、どうして机を買ってくれたのかな?
息子A君:えっと・・・・。
息子B君:分からない!でも、僕が買ってくれって言ったから?
お父さん:ジージとバーバは、君たちが小学校に上がるんで、勉強してほしくって、机を買ってくれたんじゃないのかな?どう思う?
息子A君:・・・。そう思うよ。
息子B君:そうだよ。
お父さん:じゃあ、こんなに散らかした状態じゃ、勉強できないだろ。ジージの気持ちもバーバの気持ちも、君たちは裏切っていることにならないかな?
息子A君:えー!
お父さん:だから、勉強できるように、片付けるんだよ。部屋を綺麗にするとかしないとか、掃除をするということは、その部屋をどうすることなんだろうね?
息子A君:分からないよ。
息子B君:・・・・。
お父さん:部屋を使いやすくすることなんだよ。そのために、君たちが掃除をし、片づけをするんだよ。ベッドは、おもちゃを置くためのものではないよね。君たちが、眠るためのものだろ。そういう風に考えて、君たちの部屋を君たちで綺麗にしてみろよ。毎日のように、お母さんに怒られるんじゃなくて。分かったかな。
息子A君:分かったよ。
息子B君:ハイ!
◇一回や二回で、事態は、変わらないかもしれません。現に我が家では、3日しか持ちませんでしたが、こういう積み重ねが大切なんだと思います。
叱る前に、行動の目的を教えてみましょう。そうすれば、感情的な対立は、それほど大きくはないはずです。
◇大きくなった今もたまに、行動の意味を教えるようにしていますが、掃除だけは、彼らは今でもお母さんから叱られながら、ブーブー言いながらやっています。
『行動の意味を教えること!』