2022年03月10日

小学校と中学校のちがい


①授業の進め方が変わる

 

小学校時代は、一部の教科で教科担任制がある学校もありますが、基本的には担任の先生による授業が進められます。

つまり、ずっと同じ先生が担当するため、生徒1人1人の得意・不得意を把握した授業をしてもらいやすくなっています。

 

しかし、中学になると、教科担任制となりますので、担任の先生は、自身が教えられる教科だけの担当となります。

また、授業時間が45分から50分に変わります。

たった5分と思われるかもしれませんが、6時間授業の場合、5分×6で、30分のちがいがあります。

 

さらに、教科書内容が小学校時代よりも深く難しくなります。

また教科書改訂により「自身で考える」「発表する」という学びが増えているため、授業内で今までの復習をすることは少なくなり、どんどん先に進んでいく授業となります。

そのため、1度習ったことは理解していることが前提で授業が進んでいきます。

自分で復習や予習をする習慣が身についていないと、いつの間にか授業についていけないなんてこともあり得るのが中学の勉強です。

 

②勉強の仕方が変わる

 

特に、英語・数学において顕著です。

小学英語は、英語に慣れ親しむことが第一の目標とされています。そのため、特に「書く」ことについては多くを要求されません。

 

しかし、中学に入れば、定期テストがありますので、当然書くことができるのが前提となります。

小学英語の必須化により、小学校時代に600~700語の英単語を習っています。その英単語は理解している前提で、現在の中学生の教科書が作られています。

そのため、中学校で習う英単語の単語数は多くなり、さらに難しくなっているのです。

 

単語だけではなく、文法事項も以前までは高校内容(仮定法・原形不定詞・未来完了など)だったものが、中学英語に入ってきています。

そして、従来はbe動詞・一般動詞は別のレッスンで学んでいたものが、小学英語でも習っている前提や高校内容が下りてきていて内容が多くなったこともあり、一緒の単元でまとめて習うことになっています。

実はこの「be動詞」と「一般動詞」の区別ができるかどうかこそ、中学英語での大きなポイントでもあります。

それが一緒の単元になっているということは、区別がつかない生徒が増えやすいということなのです。

 

また数学ですが、数学は-の概念と、文字を使った計算が多くなります。また、文章題や図形問題など小学校で一度習ってはいますが、それらが深くなっていくのが中学数学です。

さらに、一部の単元では高校の数Aで習っていた内容(四分位数、箱ひげ図など)が中2数学に入ってきています。

兵庫県の公立高校入試は数学と理科が毎年難しいので有名です。

そんな中学数学において、例えば小学校で習う内容「分数の計算」「小数の計算」「速さ」「割合」「単位量あたりの大きさ」などが苦手だったとしたら、そこからの復習が急務となります。

 

③定期テストがある

 

そして、大きな違いが定期テストです。

学期に1回または2回の定期テストがあります。小学校までのテストは、100点を取れるテストであり、基本的な問題が中心となっています。

中学の定期テストは基本問題も出ますが、昨今、中1生のテストから、入試問題を一部入れてきたり、教科書で習っていない国語の文章や、英語長文が入ってくるなど、実力を試すテストにもなっております。

 

また、定期テストの点数が下がり始めて、塾を探される方も多くいらっしゃいます。

しかし、できることなら、下がる前に勉強の仕方を学んでもらいたい。そう考えて、アドバンスでは小学生の授業を行っております。

それは、一旦下がってしまうと、点数だけではなく、本人の勉強に対するモチベーションまで下がってしまうからです。

また、良くない勉強法が身についてしまうこともあり、それを改善するには、かなりの時間がかかってしまうということもあります。

 

④生活リズムが変わる

 

最後に、生活リズムが変わります。小学校のクラブ活動にくらべ、中学校の部活はより本格化したものとなります。

部活の練習に土日もつぶれてぐったりという生徒も多く見受けられます。

段々と慣れてはいくものでありますが、体力的な慣れと新しい環境での生活への慣れ、そして勉強と、3つのことに一気に慣れていかないといけない中1生は非常に多くの負担があるものです。

 

そのため、アドバンスでは勉強面での負担を軽くできるようにと、小学校時代から、中学校の先取り学習を進めております。

現在(2月)、ある小6生は、中学数学の文字式の単元へ、中学英語はHow manyなどの複数形の英文法を学んでおります。

このままのペースですと、4月に入るころには中1の2学期内容は修了できる計算です。

勉強に余裕があると、中学での新しい生活もきっと楽に滑り出していくことができます。

 

中学準備講座・高校準備講座

 

アドバンスでは中学準備講座・高校準備講座にて、新中学1年生・新高校1年生のための授業を行っております。

個別指導ですので、お子様1人1人に個別のカリキュラムを組んで進められます。しかも通いホーダイです。

少しでも早くスタートを切ることが、お子様にとって、必ず良い環境づくりにつながると考えておりますので、まずは体験授業から受けて頂ければと思います。

小学校時代・中学時代の積み残しを解消しつつ、先取り学習を行っていきましょう!