2023年01月14日

塾長コラム


早いものでウイプロが滞りなく終えられたと思えば、共通テスト直前となり、何かと慌ただしい日々を送っております。

 

ウインタープログラムにおきましては、保護者の皆様には多大なご支援ご協力を賜り、無事終えることができました。

 

今年は読み解く力をテーマに、特訓講座で英語特訓、読解特訓を開講いたしました。学び直しと先取りもしっかりと行い、受験生にはラストスパートをかけてもらえるよう予想問題、過去問など実戦的な授業を実施いたしました。

 

特に国語の読解特訓では、中1生がすぐにそのやり方を真似て、取り組んでくれ、国語の読解の点数が安定してきたという嬉しい報告を頂きました。

 

英語特訓でも長文読解をテーマとし、中学生には「スラッシュリーディング」、高校生には「パラグラフリーディング」を伝授し、限られた時間ではありましたが、普段中々手をつけることができない分野を指導できたのはこれからにつながっていくのではという手応えを感じさせてもらえました。

 

さきほどの中1生ではありませんが、何事も「習ったことをすぐに実践する」子どもたちは伸びていきます。それを「やり方が慣れない、やりづらい」と実践を後回しにしていくと、そのことをすっかり忘れ、習った意味がほとんどなくなってしまいます。

 

やはり「実践」はスピードだと改めて感じさせてもらいました。

 

是非、生徒の皆さんも、色々な講師からアドバイスをもらったことは真摯に耳を傾け、まずは実践してみましょう。それでも合わなければ次のやり方を見つけることです。何もやらなければ、我流で物事を進めているので効率も悪いですし、何より本当にそのやり方が良いのかすらわからなくなってしまいます。

 

実践スピードを速くしてもらうのを次年度の目標にしたいと思います。

 

さて、入試シーズンが3ヶ月続きますが、その合間を縫って、新年度の年度変わり対応を進めております。

 

昨夏から開講したtanQキッズ部門に予想を上回るお問い合わせ、ご入会を頂き、感謝を申し上げるとともに、皆様のお役に立てる講座を出せば、打てば響くといった状況にして頂けること大変有難く思っております。

 

次年度の改訂もその基本ポリシーに沿って、皆様に喜んで頂ける講座になるよう最終の詰めを調整中です。1月末には皆様のもとにお届けできるよう鋭意努力中でございます。

 

新規講座関係では、「教科書英語」の復活開講が1つです。

 

ウイプロから自習ブースのレイアウトを変更し、クラス授業も開講できるよう新たな電子ホワイトボード付のプロジェクターも新設し、2教室でクラス授業が同時開講できるようにいたしました。

 

環境も整ったこともあり、英語力を一気に伸ばす「教科書英語」を復活開講いたします。4月から受講して5月には50点台の生徒が80点台になったり、英語キライが英語大好きになった効果の高い講座です。

 

学校の英語授業はアクティビティ活動が多く、本来理解をきっちりとしなければいけない点がかなり疎かになりがちで(教科書内容がそうなっているので無理もない部分もあるのですが)、子どもたちの理解が非常に薄くなっていると危機感を抱いております。

 

話すこと、英語を使うことが非常に重要な要素ではあり、大賛成なのですが、それであれば、定期テストも入試もそれに応じて変えていかなければならないのに、それはそのままで、アクティビティだけを多くしているので、結局本末転倒になっているのではと感じております。

 

そういった点で我々私塾は学校教育で不足している部分を補完していく必要があります。

 

また2つ目の新規開講講座は、「探究プライム」です。

 

これは総合型選抜(旧AO入試)で大学に合格する生徒を応援する講座です。

 

学力だけではなく、その他の側面(企画力・立案力・プレゼン力・行動力・リーダー力など)を評価し、進学するという入試です。

 

今後は丸暗記の知識だけではなく、あらゆるテーマを探究し、それについて調査、意見をまとめ、ビッグデータをいかに活用できるかは非常に大切な要素です。

 

そういった観点から、毎月あらゆるテーマを与え、探究する時間を取り、レポートをまとめ、定期的にプレゼンしてもらうといった流れで自分自身が進むべき方向性・テーマを高2の10月頃までに決めてもらういう方針です。

 

過去にも旧AO入試で、「将棋で高校日本一」や「NHKコンクールに入賞」して、関西学院大学に進学したり、新たな事業計画を企画立案し、プレゼンテーション入試で立命館大学に合格したりなど、こういった学力以外の生徒の能力や個性を活かした合格経験もございます。

 

ぜひ、学力で頑張る生徒は学力で、それ以外の要素で頑張りたい生徒は自分の得意分野を活かして活躍できるように、全力でサポートをしたいと考えております。

 

よろしくお願いいたします。