2022年12月06日

大学入試の仕組み


大学入試は、高校入試よりも多岐に及び、大学によって、さまざまな取り組みが行われております。

ごく一般的なものとなりますが、簡潔にまとめたいと思います。

 

①総合型選抜

 

高3の9月頃から出願が開始となります。以前のAO入試と呼ばれるもので「検定資格」「部活動実績」「課外活動実績」などの結果をもとに合否判定がなされるものとなっております。

 

試験方法も「小論文」「レポート」「ポートフォリオ」「面接」「プレゼンテーション」など多岐に及びます。また、評定平均値(中学でいう内申点)が必要となることも多く、高1~高3の1学期まで入ることもあり、この方式で狙うには高1から意識をしていく必要があります。また、学力担保の意味合いから、共通テストを課すものも増えてきています。

 

 

②学校推薦型選抜

 

公募型と指定校型があります。

公募型は、11月12月頃に実施され、他大学と併願できることも多く、また、多くは学科試験があります。

 

指定校型は、指定校推薦と言われる学校にきている枠を、学内選考などを経て、受験するものとなります。こちらも、評定平均値が必要となりますので、高1からの積み上げが非常に重要なものとなります。

 

 

③共通テスト

 

2年前にセンター試験から変わった入試です。出題傾向も変わり、英語は長文メインに、国語も実用文が入り、数学も難化するなど、センター試験と比べて大きく変わってきております。

 

特に語彙力や思考力を必要とする問題が多くなっておりますので、その力をつけていく必要があります。

 

 

④一般選抜

 

1月末~2月にかけて行われる筆記試験です。ここが一番受験者数も多く、定員も多い入試となります。また、受験方式も複雑化していますので、より自分の特性にあった受験方法で受ける必要があります。

 

 

⑤国公立2次試験

 

3月に実施される国公立の筆記試験。基本的に記述試験が多くなり、共通テストよりも難しいのが一般的です。

共通テストが終了するとすぐに、この2次試験対策を深化させ、記述問題対策を徹底する必要があります。

このように多岐に及ぶ入試のどこに焦点を当てるのかが重要となるのが大学入試となります。