2019年09月04日

「学びの達人」への実践教育① 「勉強」を教えず「勉強のやり方」を教える


「勉強」を教えず「勉強のやり方」を教える

 

アドバンスでは、教育方針やアクティブハイブリッドの指導法にも掲げておりますが、「勉強」ではなく「勉強のやり方」を教えるいうことに注力しています。

「勉強を教えない」ことで成績は上がるのか?という疑問もあることと思われますが「成績は上がります」。

 

一般的に「勉強を教える」というと、例えばわからない問題が出た場合、それにフォーカスして、それだけを教えるということを意味しています。

もちろん、その問題は解けるようになるかもしれません。

 

しかし、少しひねられたりしたり、昨今増えている思考力が問われる問題になりますと、手も足も出ないということになりかねません。

それはなぜか。生徒は「教えてもらったことを丸暗記」してしまうからです。つまり「考える」のではなく「覚える」ことが主題になっているのです。

 

アドバンスでは「勉強のやり方」を教えることで、それをできる限り回避・除去しようと考えています。

 

これはほんの一例ですが、例えば分からない問題が出た場合、すべてを解説して終わりにはしません。解き方のヒントとなることを生徒に伝え、それを元に考えてもらうよう意識しています。

生徒自身で考えた結果、できたことの方が、定着がしやすいことは過言ではありません。

また、生徒たちも「自分でできること」は「自分でする」という習慣が身についていますので、安易に投げ出してくるということがなくなっていきます。

 

つまり「勉強のやり方」とは、解決につながるヒントや、解法の手順を指し示すことでもあり、似たような問題に直面した時にも使える手段を身に付けてもらうことなのです。

 

今回は一例として、わからない問題が出た場合の話をいたしましたが、「勉強のやり方」指導はこれだけではありません。例えば、ノートの取り方、授業の聞き方、時間の使い方、時間のつくり方、計画の立て方、辞書の調べ方などなど、多岐に及びます。

 

詳細につきましては、また別の機会にお伝えしたいと思いますが、なぜ、こういう指導をしているのか。

 

それは、教育方針に掲げております通り、生徒たちの「学ぶ力」を伸ばし、自ら主体的に学ぶことのできる「学びの達人」へと導いていきたいと考えているからです。

成績向上は、その通過点であると考えています。自ら考え、努力できる習慣が身につけば、成績向上は難しいことではないと考えています。

 

アドバンスが実践している「学びの達人」を育てるための教育を、拙い文章ではありますが、これから連載でお伝えできればと思っております。