2019年09月18日

「学びの達人」への実践教育② 辞書指導


「辞書を活用して、物知り博士になろう」

 

アドバンスには、小中高の生徒が在籍していますが、意外と知らないのが「辞書の使い方」

 

小学生は学校の授業の一環として、辞書指導があるところもあるようですが、学年があがって行くにつれ、使い方は雑になっているような印象を受けます。そして、中高生になると、辞書を使わないことが多くなります。

 

どうしているのか。
時代なのでしょうか、一番多いのは「スマホ」です。
漢字などは、スマホで変換機能で一発候補を出してもらえますし、英単語もインターネットで調べればすぐに出てきます。
手軽でいい点も多いのですが、実はここに落とし穴が。

 

それは「意味を考えずに使う」ことが増えてきているという点です。

 

漢字は、同音異義語・同訓意義語が多くあり、その時々で使う語句は異なりますが、変換機能では意味まではわかりません。

 

また、英単語は辞書サイトにもよりますが、基本的には見出しの単語がドーンと出てきて、用例などはわからないというケースも多いのではないでしょうか。

 

 

さらには、自分では調べず講師に聞くということも。。それでは、自分の勉強にはなりません。

 

そこで、アドバンスでは「わからない単語や漢字」は、自分で調べるということを徹底させています。

 

その際も、単に見出し語だけで良しとするのではなく、索引の使い方、国語辞典・漢字辞典の使い分け、英和辞典・和英辞典の使い分けや、用例や熟語の見方など、その時にあった、さまざまな観点からの調べ方を指導しています。

 

「調べたけど、わからない」のと「調べもせずにわからない」では、頭に残る割合も大きく異なってくると思うのです。

 

 

また、探し求めていた単語や意味を、辞書で見つけられた時の喜びも知ってもらえれば、勉強の楽しさにもつながるのではないかと考えています。