2017年12月21日

ウイプロでは反転学習を行います!


今回のウイプロでは新しい試みにいろいろ挑戦しようと考えております。その一つが「反転学習」です。

 

あまり聞きなれないお言葉だと思いますが、一部の教育機関(私立学校や私塾など)では、採用されている学習方法の一つです。

 

学校や塾に行く前の段階(自宅等)で、その日に習うべきインプット(知識の吸収の部分)を先に、映像授業やICT(タブレット学習)などを用いて、事前に学習しておき、学校や塾では、知識を活用して、問題演習を中心に行ったり、応用問題や発展問題などを中心に授業を行うといった形で行う授業です。

 

今までの学校教育は、反転学習と全く逆のイメージで、「新しい単元(内容)を教師が教え、それを生徒が復習して、定着させる」ということでしたが、それでは、アウトプット(演習)の時間があまり取れず、更に復習は生徒任せになるため、復習をしっかりとする生徒は、成績が向上するが、しない生徒は成績が向上しないという悪循環に陥ってしまうという問題がありました。

 

我々アドバンスにおいても、日々、色々な教育課題を痛感することが多いのですが、

 

①インプット(知識の吸収)部分ができていない・苦手な生徒

②アウトプット(演習・復習)の部分ができていない・苦手な生徒

③両方ともできていない・苦手な生徒

 

という大きなフレームで考えますと、以前は、アウトプット(演習・復習)の部分ができていない生徒が多く、この部分を強化すれば、確実に成績が上がると思われる生徒のために、対話演習型個別指導「スーパーハイブリッド(SHB)」を開発し、実践して参りました。

 

生徒層によっては、確実にカチッとはまり、我々も驚くべき成績向上をしている生徒も多く輩出し、課題克服を行っておりました。1年で偏差値15や20伸びるという生徒も普通に居るという状況でした。

 

ただ最近、インプット(知識の吸収)の部分に課題があるような生徒も見受けられ、学校の授業が理解できていない、授業を聞けていないなどという問題もあり、この部分を改良したいと日々苦心しながら、工夫を実践しております。

 

次年度に向けても、インプットの部分をもっと工夫できないかということで、現在授業の改良や新規講座の開講なども含めて検討を加えておりますが、まずは、このウイプロで「反転学習」を習慣づけられればと考えております。

 

具体的には、ウイプロの受講科目に応じて、学習計画表を個人個人別に配布しております。その計画表に、BCグランプリの「学習項目」を付加し、ウイプロの授業日までに、必ず自宅でBCグランプリを活用して、インプット学習(反転学習)を行ってきてもらうということです。

 

ウイプロ初日、2日目のBCグランプリの時に、生徒にも配布し、詳しく説明して、行っていきますが、是非ご自宅でも「明日の範囲、BCで反転学習した?」とお子様に毎日確認を頂けますと幸いです。

 

保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

 

生徒の皆さんはもちろん、保護者の方も是非ご覧頂き、ご自宅での自宅学習習慣の定着に向け、お声かけを是非ともお願いしたいと考えております。よろしくお願いいたします.

 

反転学習の例

 

【英語】

I play tennis.

(私はテニスをする)

という文に、「~できる」という意味を加えて、「私はテニスをすることができる」という意味にするのはどうすればいいでしょう?

 

正解は、Iとplayの間にcan(~できる)という語を置けばいい。

 

I can play tennis.

 

こういった知識を吸収する部分は、映像やICTでも習得することが可能です。これを自宅で行い、塾では演習や応用問題などにチャレンジしていくという試みです。

 

是非BCグランプリを活用して頑張って欲しいと思っています。