2022年09月10日

サマプロと遡行学習


5ターム+特訓タームの合計23日間、イベント関係を入れると26日間のサマープログラムも無事終了し、長いと思っていたサマプロも始まってしまえばすぐに終わってしまうと感じてしまいます。

 

今年のサマプロでは多くのクラス授業を開講し、刺激を感じてもらうとともに、体系的な学びができるように色々工夫をしながら実施しました。

 

生徒の皆さんの知識の吸収、定着に少しでも役立っていれば嬉しいなと感じる今日この頃です。

 

また、サマプロの大きな特徴は、「学び直し」タイムと「先取り」タイムをしっかりととることができることなのですが、早い生徒では3学期の初め頃に学校で習う所まで先取りを進んでいる生徒が居てくれたりします。

 

逆に学び直しでは、中1からの基礎を徹底して学び直しをして、中1、中2、中3の1学期の学び直しまで終了できた中3生も多くいます。

 

学校が始まってしまうと、学校の授業、部活、行事、テストなどなど、なかなか過去の単元の学び直しをする時間が取れにくいのは事実です。定期テストや小テストなどが続く上に、学校の教科書がどんどん先に進んでいくのです。その中で学び直しをしっかりとやろうとすると、必然的に週回数を増やさざるを得ないのですが、アドバンスの平常フリーパス制度は「通いホーダイ」なので、どんどんこういった学び直しをする時間をとっても、料金は一律のため、おサイフに優しい料金体系となっています。

 

そうは言うものの、サマプロのような長期休暇中に、遡行学習(過去のつまづいている単元の遡って学習することです)を行う意味は非常に大きく、この遡行学習が成績向上の一番大切な点というのは過言ではありません。

 

特に英語や数学などの「積み重ね教科」と呼ばれるものは、まさにその通りで、be動詞と一般動詞の区別できていない生徒が現在進行形や現在完了形を理解できないのは当然です。1次方程式が解けないのに、連立方程式、二次方程式を解けるようにならないというのが、この遡行学習の大切さをご理解頂けるものと思います。

 

10月に入ると定期考査も大半の学校で行われます。まずはそれに照準を当て、日ごろの学習取り組みを強化していってもらいたいと考えています。