2017年11月16日

人を突き動かす「感動力」


求められる「新たな学力観」

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2020年には、戦後最大とも呼ばれる、大きな教育改革が行われます。大学入試改革という出口の改革は、それに備えて学ぶ高校の授業改革にもつながり、さらには高校に入学する中学生、小学生の学び方も変わっていくことになります。

また、そこで求められる新たな力「主体性」「多様性」「協働性」これらを身につけるための学びがこれから必要となってきます。アドバンスでは「主体性」を今までも意識させるように指導して参りましたが、今年のウイプロではより強化をしていきたいと思います。

 

自主的に動くには

人が行動を起こす理由は、色々あると思いますが、大きくわけると「必要に迫られて起こす場合」と「自らしたいと思って起こす場合」の2パターンがあるのではないでしょうか。

必要に迫られた場合は、人から強いられることも含まれると思いますが、そこにはある種の強制力が働いていることと思います。強制力の働いた行動は、その時はできても、それは続きにくいものです。強制力が働けば働くほど、人はそれから逃げたくなるものです。

では、自らしたいと思って起こす場合に、何が必要かと考えました。そこには、なにかしらの感動があるのではないか。感動といっても、涙を流す、胸に突き刺さるような感情が芽生えるなどの感動だけではなく、「自らを突き動かすに足る、感情」これが感動なのではないかと考えました。

 

勉強における「感動力」

勉強も同様です。例えば、大人にとっての勉強としては、資格取得がその1つに挙げられると思いますが、この場合は結果が合否としてすぐに現れるものであり、結果を出すことが目的であること。また、資格取得=仕事の幅が増える、給料が上がる、社会的地位の向上など、それに付属する様々なメリットや、モチベーションをあげる材料があります。

しかし、子どもにとっての勉強には、その先に直接的、即効性のあるメリット、そしてそのモチベーションに繋がるものというのが、少ないのかもしれません。また、学力は一朝一夕には伸びず、結果がすぐに現れるものでもありませんので「成績が伸びた」という感動もまた、すぐに感じてもらえるものでもありません。

では、どこで感じられるか。それは、それよりも、もっと根本的な部分。

「できなかったところが、できた」というところにも、感動があるのではないでしょうか。

そして、努力したことが実った時、ここにも感動が生まれると思います。

 

「感動」を味わってもらうために

今回は、これら感動が持つ力に焦点をあて、それを作り出すことを行っていこうと思い、「感動力」という言葉をテーマにあげ、生徒の皆さんに「感動」を味わってもらうためのウイプロとしたいと思います。また、授業内でも多くの感動を得られるよう、講師陣も努力したいと思いますし、アドバンスの授業以外でも、今までにはなかった取り組みをしてみたいと考えています。

生徒の皆さんも「感動すること」に貪欲になって、ウイプロに臨んでもらいたいと思います。感動することは、自分を突き動かす力となり、そして、その力は能動的な行動につながり、その結果として成績向上に結び付いていければ、非常に嬉しく思います。

是非、一緒に感動を味わい、そして、新しい一歩を踏み出していきましょう。

 

そんなウインタープログラムの概略はこちら!