勉強しない子に勉強しなさいといってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋
先日書店で面白い本を発見したので、読んでみたのがタイトルの本です。
著者は石田勝紀さんという方で、ご紹介させて頂くことをご了解を得て、掲載させて頂いております。
サブタイトルは、
子どもの才能の気づいて伸ばせる親になる方法!
こんな人は要注意!
□子どもがかわいくて仕方ない
□子どもの将来が心配だ
□子どもの接し方がわからない
というサブタイトルです。
どうでしょうか。保護者の方がよくお悩みになられることではないでしょうか。
親子のタイプ診断から相性別対処法なども掲載されていて、親子関係でお悩みがあるご家庭などには大いに参考になることばかりです。
熟読させて頂いて、なるほど!ということばかりで、大変ためになりましたので、保護者の皆様にも概略ご紹介させて頂ければと思います。
もっと詳しく知りたい方は、是非書店で手に取ってご購入頂き、詳しく勉強をして頂ければと思います。
- 子どもがやることはすべて親が決めている
- 子どもが何かするときは、親が先回りしてなるべく失敗させないようにしている
- 子どもが親の思い通りにならないとイライラして感情的になることがある。
愛する子どものために良かれと思っていることが逆に悪影響になっているケースがあるということです。
こどもの成長に合わせて、口と手を放す覚悟が必要だと筆者の方はおっしゃっています。
親と子が別人格であるということが案外理解できていない保護者の方が多いということで、親がいいと思うことが必ずしも子どもにいいとは限らないということです。
子育ては段階的に3つのステージで進むのが理想的だと言われています。動物に置き換えて筆者は下記のような表現をされています。
◆動物園型
◆牧場型
◆サバンナ型
◆動物園型
何もしないでぐうたらしているだけでエサをもらえるけれども自由のない狭い場所でしか生きられない。
◆牧場型
昼間は草原で自由に行動でき、動物舎に戻れば安全、安心が保たれた寝る場所やエサがある。
◆サバンナ型
いちばん自由でどこにでも行けるけれども、危険から身を守り、自分で水や食べ物を探しながら生きていかなければいけない
人間の子育てもこの3つの環境に置き換えて考えるとわかりやすいと書かれています。
あなたは、どの環境で子育てしていますか?子どもが大きくなったらどの世界で生きていって欲しいですか?
「動物園型」で育てた後「牧場型」へ、「牧場型」から「サバンナ型」へなかなか移行できないケースが多いと分析されています。
つまづきやすいポイントが2つ。
1つは、幼児期に「牧場型」をスタートできず、狭い枠の中に子どもを閉じ込めて自由を奪ってしまうケースです
2つ目のつまづきポイントは、中学生になった頃。「牧場型」に移行して行動範囲がうまく広がっていく場合と、うまくいかなくて「動物園型」のままになってしまうケースがあるということです。
この3つの環境型に移行する際のポイントも色々と詳しく書かれています。
子育てステージを移行する時の6つの注意点
①時間軸の概念があるかないか
②精神年齢が高いか低いか
③ゲームとどうつきあうか
④ネット空間から子どもを守る
⑤ネットトラブルについて教える
⑥教育虐待になっていないか
そして、この注意点にも陥りやすいことを詳しく書いてくれています。
本の後半では、子育てステージのたどり方を9つのパターンに区分して、子どもの成長に合わせて、子離れの仕方が書かれています。
非常に面白い内容ばかりですが、誌面の限りがきてしまいました。
是非、興味をひかれましたら、ご購入頂き、ご一読頂けると「子育て」のご一助として頂けましたら幸いです。
ダイヤモンド社
「勉強しない子に勉強しないと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」
著者:石田勝紀氏