勉強の仕方につきましてPart1
さて、多くの子どもたちの勉強をみてきましたが、成績の上がる勉強の仕方をしている子どもとそうではない子どもにわかれます。
それはいったいどういったことでしょうか。
本質的には、自発的に勉強をしてもらえる状況になることが望ましいのですが、中々そうはならないケースも多くあります。
まずは、良くない勉強方法をピックアップしてみましょう。
①とにかく書いて書いて書きまくって覚える
②ワークや問題集を何度も解いて中身の理解よりも答えを覚えてしまうことが多い
③用語暗記型。流れや理屈を意識することなくとにかく暗記型で突入する
といったものがよく見られるケースです。
また勉強の時に「何でもかんでもすぐ人に聞く」という子どももいます。
これは自分で考えるのが面倒くさい、楽をしてわかりたい、辞書を引くのが面倒といったことも多く、例えばすべて丸投げして質問してくる子どもがこのパターンに多くなります。
自分で調べればすぐわかることでもすぐ何でも人に聞くという習慣が勉強面に悪影響を及ぼしていることも多いです。
時には「人に聞くこと、教えてもらうことが勉強だ」と勘違いしている生徒もおります。
まずは、
① 自分の頭で考えてみる
② 調べてみる
③ それでもわからない部分はどの部分がわからないかを自分で明確にした上で質問する
こういったことを弊社の塾生にはアドバイスを時に触れて、しています。
「先生に聞く」ことは四方八方自分でやることを尽くした一番後ですよと。
そういった習慣が、知的好奇心につながり、成功体験につながっていきます。
受動的ではなく、能動的に取り組む方が知識として吸収されやすいことも科学的に証明されており、自分で苦労して得た知識の方が長期記憶に残りやすいのは自明のことです。人から簡単に得た知識はすぐに忘却します。
学校の授業を聞いているだけ(受動的)で勉強ができるようになるのであれば、全員が勉強できるようになっているはずですね。
そこには受動だけでなく能動の行動が必要だとおわかり頂けるものと思います。
是非保護者の皆様も普段の生活の中でお手本を示して頂きながら、本質的な学習にたどり着けるようサポートをお願いできればと考えています。