塾長コラム
おかげさまで、今年もすべての受験が終了し、塾生全員合格となり、ほっと安堵の気持ちで一杯です。本日(17日)は、今年度最後の入試であった高校入試の複数志願選抜の合格発表です。
無事合格を勝ち取り、2023年度入試をすべて終えることができました。
受験生の皆さん、本当に1年間おつかれさまでした。よく頑張りましたね。時には辛いこともあったでしょう、嬉しいこともあったでしょう、そういった色々なことを乗り越えて勝ち取った合格です。次のステージでこの頑張ったことは必ず活きてきます。是非、自信を持って次のステージに臨んで欲しいと願います。
また、保護者の皆様におかれましては、ご心配とご不安を常に感じられたことと拝察申し上げます。
時には子どもに対して厳しいことをお伝えになられたかもしれません。時には一緒になって喜ばれたこともあったことと存じます。全面的にお子さまを支えられ、様々なご支援を頂いたことと思います。
弊社に対しましても大きなご支援とご協力も賜りました。この場をお借りして御礼申し上げます。有難うございました。合格という結果で締めくくれたこと、安堵の気持ちで一杯です。
さて、合格の余韻に浸りたいところではございますが、次週からは春期講習春フリ、その翌週からは新年度平常授業がスタートいたします。
新年度準備で、テキスト発注やら、授業準備、説明会準備などで大忙しでの時期ではありますが、また気持ちも新たに、次の受験生の合格に向けて走り出したいと思います。
毎日講師が日替わりで1分間スピーチというのを行うのですが、それぞれの講師の培ってきた勉強方法、考え方などを通じて、多感な小中高生たちに何か響けばいいなと考え、塾をスタートした時から続けています。
小職も時には順番が回ってくるので、何か役立つことをといつも頭をひねるのですが、先日のスピーチでは、「スマホ」のことについて話を行いました。
既にスマホは我々の生活にはなくてはならない存在になっており、大人も子どももごく当たり前に使っている現実があります。ネット検索だけではなく、SNSでの情報収集やあらゆることを調査、探究するツールでもあります。特に最近では、美味しいお店を探すのに、グルメサイトなどではなく、SNS(特にInstagram)で調べて訪問するといった行動が10代、20代では当たり前ということで驚いたという30代、40代の方が記事を書かれていたのを拝見しました。
そういった意味で、未知の可能性を秘めたツールであります。
ただ、使い方を間違えると、いじめ問題、詐欺問題なども同時に起こりえるわけで、しっかりとしたITリテラシーを教えていく必要も当然あるものと思います。
今回のスピーチでは、「勉強に及ぼすスマホ」という側面からの話を行い、「スマホばかり触って全然勉強しない」と多くの保護者の方のお悩みの点を、生徒自身の行動、意識面から刺激を与えたいと思い話を行ったわけです。
一番簡単なのは、「スマホを禁止する」という解決策です。ただ、これはストレスを一番感じる解決策であり、時には親子喧嘩や親子関係の悪化などを生じかねません。
次に考えられるのが、「スマホを持たずに外(図書館・ファストフード店等)で勉強する」これも一長一短で、危険から身を守る際にスマホがないと連絡が通じず困ったことにもなりかねない問題になります。
やはり、一番良いのは、『子どもたち自らスマホを律して、操られるのではなく操る行動を取れる』ことではないかと思います。
もちろん、それが一番難しいんですけどね・・・。
今回のスピーチでは、【ポモドーロテクニック】というお話をさせて頂きました。
25分勉強→5分休憩
25分勉強→5分休憩
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と1セット4回やれば2時間ですが、集中力が保たれ、かつスマホを触れないストレスもほぼなくなるという方法です。
25分間勉強する際には、一切スマホを見ない、触らないことを徹底し、25分経てば、5分間だけはスマホを見て触っても良いというやり方です。これを1セット4回やれば、15分~30分ほどの長い休憩を取るというのが非常に良いとされています。
非受験生では、毎日1セットやれれば非常に効果は高いですし、受験生であれば、2~3セットやれば、4~6時間の学習時間は集中力を保ったまますぐに確保でき、ストレスもあまり感じずに済むといったわけです。
こういったことを繰り返しながら、自分の目標に向かってスマホを自ら制御できる塾生になってもらいたいという強い思いでおります。塾生の皆さん、やってみたらまた感想教えてくださいね!