塾長コラム
少しご無沙汰してしまい大変失礼いたしました。
といいますのも、今年は、GW明けから在籍8高校の中間考査、それが終了すると、6月上旬から下旬まで在籍6中学の期末考査。6中学も一斉ではなく、3週間に亘ってのスケジュールになるという珍しい日程。中学生の期末考査が終わったかと思えば、8高校の期末考査と、5月~7月初旬まで2ヶ月半に亘るテスト月間が続くという状況でした。
その間、サマプロの準備、三者面談の実施なども同時進行で行い、アドバンスタイムズの発行が後手後手になってしまったのが反省点です。
さて、現在執筆しているのは、三者面談最終日。面談の合間を縫ってコラムを書いております。
来週には、7月とサマープログラムの最終準備に大忙しの毎日になるものと思います。
こういった季節講習は、準備8割、実施2割というようなイメージで、どれだけ万端に準備ができるかというのが成功の鍵だと考えており、これからその最終準備に突入していきます。
おかげさまで弊塾を信頼頂き、お預け頂いた保護者の皆様のお気持ちを全力で受け止め、精一杯お子さまの学力向上、学習意欲向上に向けて全力で走り切るつもりです。保護者の皆様のご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、受験について思うことを少し書いてみたいと思います。
例えば、高校生で言いますと、
野球部は甲子園を目指し、
バレー部は春高を目指し、
ブラバンはコンクールを目指し、
放送部はNHK杯を目指します。
それぞれ部活を懸命に頑張っている姿は尊いですし、疲れている様子を心配しながらも、何とか頑張って欲しいと応援する気持ちでいっぱいになると思います。
これは、受験でも一緒で、ある一定の時期に「勉強」に無我夢中になっている姿というのも、尊いと思いますし、疲れ果てた姿に心配しながらも、できる限りの応援したくなるものです。親心とはそういったものだと思います。
懸命に無我夢中で走っている姿が素晴らしく思えるのであって、努力もしないで、ただ漫然としている姿であれば、それは勉強の受験生の姿ではなく、ただ流れに身を任せているだけになってしまいます。
このままいけば、この橋を渡るのは難しいかもしれないけど、工夫と努力で、何とかこの橋を無事安全に渡って見せるという気持ちで色々なことに取り組んでいく姿勢を美しく思うわけです。
受験生には毎年必ずこう伝えています。
『受験直前になって、あの時やっておけば良かったと後悔することのないように、自分ができる限りの努力をそれぞれのタイミングでしてみよう』と。
もっと言えば、5年後、10年後、20年後に、中3の時、高3の時、やっておけば良かったと、「やらなかった後悔」ほど悔やむことはなってしまうといけません。
自分自身が全力で取り組み、本当に寝食を忘れ、無我夢中で取り組んでいけば、道は開けることも多くあります。
ただ、結果はもちろんすべてがすべてうまくいくわけではないので、「努力すれば必ず報われる」というのは必ずしも事実ではない所が辛い所ではあります。
ただ、「努力しても報われないのであれば、努力しない」もまた違うと思っています。
結果を出すことが求められはしますが、その過程、どれだけ努力できたか、どれだけ真剣に取り組んだか、どれだけ辛い思いを乗り越えてきたか、という過程は、その後の人生で必ずしや活きてくると思いますし、無駄にはなりません。
そういった意味で、受験生には、周囲の人全員が応援してくれるような努力をできる人間になって欲しいと伝えています。
今回、学年末考査と1学期期末考査を比較しました所、4月からお預かりした中3生が、入塾後3ヶ月も経たず、5科98点アップしました。
また中2の夏に入塾し、苦労しながら、まもなく1年という中3生が一気に開花してくれ、5科110点アップしてくれました。
これを見てもわかりますように、3ヶ月で伸びる生徒も居れば、1年近くかかる生徒もいるということです。
一人一人子どもたちは違うわけですから、いつ、どれだけ伸びるかは誰しもわかりません。
ブレイクポイント(伸びる時期)が事前にわかるのであれば、それに合わせてやっていけばいいのですが、そんな簡単なことではありません。
何事も愚直にまっすぐ歩みを止めず、やっていくことで、ブレイクポイントがきたチャンスをつかめるわけです。
そういったことをご縁のあった塾生にはなってもらえるようこの夏も精一杯全力で走り切りたいと思います。保護者の皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。