2012年12月04日

塾長コラム


早いもので師走となりました。1年間はあっという間でもあると感じることもあり、また長く感じることもあるなぁと思う今日この頃です。
 さて、大学入試も公募推薦入試の時期となり、早めの入試日の大学においては、合格発表の日が続々と来ています。
 今年の大学入試も幸先良く、大阪経済大学や追手門学院大学などに早々と合格を決めてくれています。
 一般的に公募推薦入試は、人気の高い大学になりますと5倍~10倍程度の倍率になりますので、その難関を通り抜けてくれたわけです。
 本当におめでとうございます。とても嬉しく思います。
 残念ながら、公募で芳しくなかった人は、自分自身の取り組みをしっかりと反省し、本当に必死ですべきことをやってきたのかを考えて、同じ過ちをしないために、一般入試までの2ケ月間死に物狂いで必死になって勉強して欲しいと思います。
 10数年間、大学入試に向かっていく受験生たちをアドバンスとして見てきましたが、やはり成功している受験生は、
 『嫌なことから逃げ出さず、遊びたい気持ちや楽をしたい気持ちを封印して、早くから、こつこつとやるべきことをコンスタントにやる』
 これしかないのかなと思います。
 とかく、現役生(特に総合選抜時代が長かった地域の公立高校)は、
兵庫県の選抜制度の内申点比重50%という制度に助けられ、もちろん、その時は必死で勉強をして、高校合格は果たすのですが、高校入試の延長戦上で、大学入試を考えてしまうことも多く、「大学入試をなめてしまう」ことが多いのも事実です。
 勉強をしたふりをするのではなく、「本当の勉強をする」ということを是非、高校生たちには、何度も何度も伝えて、理解してもらうようにしたいと思います。
 合格した人も、一般入試では、更に目標高く取り組んでいく必要がありますので、ここで気持ちや勉強ペースを緩めてはいけません。センター試験ももうすぐです。
 最後の最後まで必死で頑張れることができればと思います。

 さて、高校入試ですが、2学期の内申が決まる頃となりました。2学期の定期考査や9月、11月の実力考査、提出物・授業態度などが総合的に判断されて内申点がつきます。
 この内申点と志望校調査をもとに、中学校では懇談が開かれ、実際受験する高校が妥当かどうかの話し合いがなされます。
 公立高校も私立高校も受験者層のガイドラインを持っていますから、それを中学校側がどう判断するかで受験できるかどうかが決まります。
 もちろん、中学校がだめと言っても、最終的な受験する、しないの判断は保護者にありますから、受験はできますが、特に公立高校では、中学校の判断と違う受け方をする場合は、要注意の場合もあります。

 また、昨年も、一昨年も多かったようですが、複数志願の第一志望校と第二志望校などを真剣に決めなければ、公立に不合格になってしまうケースもあるようです。
 おかげさまで、アドバンスでは、推薦・特色などの選抜を除いて、一般入試では公立不合格といったケースは過去ありませんでした。また、複数志願選抜では、第一と第二志望の関係は特に重要ですので、この選択が不安な場合は、保護者の方と綿密に話を行いますので、第二までで止まらないケースは過去ありませんでした。
 ただ、塾生の友達などの話を聞くと、内申点や偏差値などの相関関係をしっかりとつめずに、無茶な受け方をして、公立不合格になってしまったり、その他校に回ってしまうこともあったようです。その子たちの心中いかばかりかと考えますと、胸が痛くなります。
 アドバンスでは、内申アップ+実力アップの2本立てで今までやってきましたし、これからもその基盤を崩すつもりはありません。
 内申は大切ですが、内申だけで高校に合格してしまうと、後が大変なケースもたくさん見てきています。
 うちの塾生には、自分が一番行きたい思う志望校に合格してもらい、3年間活き活きと更に上の大学などを目指して、取り組んでもらえる素地をお預かりしている間はずっとつけていきたいと思っています。
 今年も高校入試も大変になると予想されますが、それに負けず、みんなの笑顔を見るために、残り100日強頑張っていきたいと思います。
 受験生以外の学年も、高2・中2には、プレ受験生ということで、この冬から本気モードになってもらえるようミーティング、学習計画策定など、少しづつ進めています。
 わかってはいるけど、早くから走り出せないというルーティンを変えて、冬から本気モードになってもらえるよう、意識も高くもってもらえるようにしたいと思います。
 高2生も公募を受験するというのであれば、実質あと1年切りました。1年はあっという間に過ぎ去ります。本格的な学習計画なども一人一人と打ち合わせを始めているところです。早めの計画とコンスタントな進捗を是非進めていきましょう。
 中2生も、西宮学区最後の複数志願選抜になります。どんな大変な状況になろうとも、実力さえつけていれば、困ることはありません。まずは実力をアップさせられる毎日の勉強に力をいれましょう。
 高1生は、来年の英国改訂は、大学入試に多大な影響を受けます。何としても高1の半年間で学習習慣を確立し、高2へ突入して、高2で一通りの基礎を終えられるような計画が必要です。長期計画を年明けから立てていきたいと思います。
 中1生は、まずは学校の定期テストで良い点数が取れるような毎日の学習習慣をつけること。これに限ります。5学区制の1期生になるわけですから、定期考査をまずしっかりとることから始めましょう。