塾長コラム
おかげさまをもちまして1月24日をもって10周年を迎えさせて頂く運びとなりました。
まずもって今ご在籍頂いている保護者の皆様、今までにご在籍頂いた保護者の皆様、生徒の皆さん、講師の皆さんに深く感謝の念と御礼申し上げます。
世間を見ますと、昨年の東日本大震災、原発問題など我々日本人にとって本当に力をあわせ、英知を集めて頑張って乗り越えていかなくてはならないことが起きました。
経済的な問題においても、欧州危機やタイの洪水の問題など、我々に間接的、直接的に多くの問題が降りかかってきています。
そのような時期に周年記念と浮かれてばかりもいられませんので、記念誌発行を持ちまして、10周年を迎えさせて頂きたいと思います。
この記念誌を編纂するにあたり、過去の書類、写真集をくまなく探し、当時のことを振り返りました。
たかが10年とはいえ、各年代で色々なの思い出や心に残るエピソードなども数多くありました。この10年間は、とにかく必死で走ってきましたので、過ぎ去ってみれば本当に一瞬のような気がしています。
今でこそ、どこから見ても学習塾ではありますが、当初のスタートは家庭教師の派遣からスタートしました。決して教室とは呼べないような狭いスペースで、1期生の土曜補習を始めたことが、今でも鮮明に脳裏に浮かんできます。
そこから優秀なスタッフに恵まれ、少人数制指導、マンツーマン指導へと乗り出していくわけですが、当初は苦労の連続でした。もちろん今でも苦労の連続ですが、全てが初めての連続であった当時は、「経験則」でモノを言えないので、大変さは比べようありませんでした。
世の中が、個別指導へとシフトチェンジしていく時代にあっても、生徒1人1人の人生の一端を担うという責任の上に立った、基本理念をきっちりと堅持したいことと、他塾と差別化のない個別指導は私の考えにはありませんでした。その結果、圧倒的な問題演習を行えるハイブリッド1対4に行き着きました。
その後、小中学生用の映像教材モチベートの単独受講、それをハイブリッドに組み入れてのスーパーハイブリッドなどと改良を加え、現在に至っています。
少人数制指導もスタート時から続く講座の一つではありますが、現在はトップレベル選抜という形でアドバンスで唯一クラス編入基準を持ったクラス授業とし、トップレベル高校への合格を確実にするべき日夜努力しております。
その間、ブロードバンド予備校、ベリタスアカデミーといった高校部の充実のための映像教材を導入し、今冬からはベリタスとスーパーハイブリッドを組み合わせたベリタスハイブリッドといった指導方式にチャレンジしました。
3年前にはアドバンスの冠を「家庭教師」から「総合進学塾」へ変更しましたが、地域で一番学習し、一番生徒が輝いている塾にしようという意味で進学塾と銘打ち、その上に「総合」という言葉も付け加えました。この総合という意味に含めている思いというのは、「成績が良いだけでなく、挨拶やお礼などの礼儀面、他人を思いやり、お互い助け合って生きているという気持ちやマナー面も素晴らしい塾生になって欲しい」という意味で「総合」という言葉を敢えて付け加えたわけです。
今後も、勉強量や人間的にも立派な生徒を育てていきたいと思っておりますので、保護者の方々のご理解とご支援を今後ともよろしくお願い申し上げます。
話は変わりますが、10年もやっておりますと教え子も多くなり、ついこのウイプロ中にも、2年前に大学に進学した生徒が帰省中に立ち寄ってくれました。とてもしっかりして、頼もしくなった姿を見て、嬉しく思いました。
更には、3年振りに頂いた年賀状で当時やりたいやりたいと本人がずっと言っていた自分の夢に向けた進路に進みますと伝えて頂いたりしました。
便りがないのは良い便りという諺通り、この3年間ずっと頑張っていたんだと本当に嬉しく思いました。
当時は保護者の方も我々も少々苦労しましたが(笑)、結果オーライです。
学校を卒業し、社会に出るとやりがいもあって、楽しいことも多いですが、反面しんどいことや辛いことも多く出てきます。そんな時に利害関係なく、足を運んで、昔話を懐かしんだり出来る場があればと思い、これからも小職も時には大きな声を張り上げながら(笑)、頑張っていかなくてはならないと心新たに決意しているところです。
まずは、今年の受験生をしっかりと志望校へ送り出せるよう、ラストスパートをかけてもらえるよう全力を尽くしていきます。
来年度は中学校の教科書改訂により「1.5倍教科書」で本当に今までとは比較にならないくらい大変な量、難易度になります。
また現在の小6生から5学区制に変更することも決定されました。西宮・尼崎・伊丹・宝塚・丹有の29校が一つの学区になります。こうした大きな流れにちょっとやちょっとで動じるような「やわな指導」をアドバンスではしておりませんし、これからもするつもりはありません。先を見越し、着実に手を打ち、対応できていますのでご安心下さい。
10周年を機に大改革も進んでおり、更に保護者の方々に喜んで頂き、生徒にも5年後、10年後に良かったと思ってもらえるような指導を行って参ります。
今後ともご支援ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。