2013年04月17日

塾長コラム


早いもので、4月も中旬となりました。
 前年度の受験生を送り出して、合格祝、4年間勤めてもらった講師の歓送会などを経て、1年のピリオドを打って、新しい新年度を迎えることができました。
 昨年も誰一人として進路を決めることができないなどといったことはなく、第一志望校へ合格できて満面の笑みで卒業していった高校生や、第一志望は叶わなかったですが、一生懸命自分のできることをやって、満足な顔で卒業していった高校生、前中3生を合格祝で見ると、1年間の苦労は吹っ飛び、安堵のひと時を迎えさせてもらえます。
 4月に入り、第1回目の土曜補習での入試説明会を実施すると、「いよいよ次の年の受験生の時代なんだな」と身も心も引き締まる思いがいたします。
 また4年間学生講師として勤めてくれた講師を歓送会で送り出すイベントもアドバンスの恒例となっているのですが、現役の講師陣、OB、OGの講師、元塾生、時には新大学生など色々な面が年に一度、歓送会という機会をつかまえて、集い、思い出話に花を咲かせるといういい伝統も自然に生まれています。
 合格祝や歓送会などどちらかというとアナログ的な発想かもしれませんが、いくらITが発達した現代だとしても、人と人のつながりの基本は「会って話をする」というのが基本であるべきだと思いますし、アナログ的なことではありますが、絶対に無くならないことであると考えています。
 口では簡単に4年間勤めてくれたということはできますが、大学生活の4年間、しんどい時も辛い時もあったことでしょう。大雨で台風で行くのが大変だったときもあるでしょう。仕事だから、アルバイトだからという一言で片付けるのは簡単ですが、そういった一生懸命頑張ってくれる学生講師の力があるから、アドバンスはここまでやってこれたんだといつも思っています。
 大学生の講師というと指導力が?と疑問符をつけられる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、教える力については、経験も少ないため未熟な部分もあるかもしれません。しかし、現在「学びの場」に身を置いている大学生の講師が、同じ「学びの場」である私塾で「学び方を教える」ことはリアルタイムですから、その力は社会人を長くやっていると逆に衰えていってしまう部分もあります。
 同世代、少し上の世代のお兄ちゃん、お姉ちゃんとして大学生講師の方々に活躍してもらう場は大きいものがあると思っています。
 最近では一人っ子のご家庭も多くなり、ご兄弟姉妹がいないお子様も多いので、学生講師の方と気軽に話ができるというのは、勉強以外の面でも、影響力を受けることが大いにあると思っています。
 そういった考えのもと、弊塾では、大学生の講師の方々に活躍をしてもらっているわけです。

 つい先日も、アドバンスを立ち上げた時のオープニングスタッフとも言える初期の頃に一緒に頑張ってくれた元講師の方が、「お子さん」を連れてアドバンスに立ち寄ってくれました(笑)アドバンスの正面ドアから一番後ろまで走り回ってくれる元気なお子さんでした。
 本当に現在のアドバンスの姿になるまで、夜中までああでもない、こうでもないと開講講座や企画を一緒になって作って頑張ってくれた方だったので懐かしく嬉しい気持ちでいっぱいになるとともに、もうそんな時期になるのかと思い、時の経つのは早いと身をもって経験することもなりました。
 先月号でも、元塾生の子が立ち寄ってくれたという内容を書かせて頂きましたが、昔のことをノスタルジックに浸ってしまうのは、小職も年をとってしまったのかもしれません(笑)
 アドバンスでは、iPadやNEXUS、dtabなど最新鋭のデジタル機器を揃えていますが、デジタルはデジタルとして、うまく使いこなして、「人と人が会って話をする」、「しょうもないことで笑いあう」といったアナログ的感性はこれからもずっと大切にしていこうと思っています。
 さて、今年度も始まって第2週目を迎えていますが、特に1週目ではアクシデントもなく、順調にスタートができております。
 これからGWに突入しますが、少し英気を養わせていただいて、GWには定期テストが始まる学校も多くなりますので、しっかりと対応していきたいと思います。
 定期テスト対策講座も前年の反省を踏まえて、特別講座7コマ分の希望選択、テスト日程のご連絡の早期化なども含め改良をさせて頂いております。
 授業直前にテスト日程と特別講座の希望選択を提出されて、ばたばたと授業に入ってしまい、ご連絡がうまくいっていないなどご迷惑をおかけした部分をなるべくなくしていきたいと思っておりますので、保護者の方々のご協力をよろしくお願いしたいと思います。

 また4月~5月にかけて、漢検、英検などの資格試験申し込み、保護者の方々対象の大学入試ガイダンスのご出欠、高校生対象の進路応援プロジェクト私立大学展同行イベントのご出欠など慌しくご提出頂くものやお越し頂く機会も多くなります。
 我々もよりよい指導、より良いアドバンスをこれからも目指していきたいと思いますので、何かご意見などがございましたら、小職塾長直通でお電話、メールなど頂戴できればと思います。
 新年度、小職も張り切って授業をしていきたいと思います。
 生徒の皆さんもより一層張り切って、学力向上、学習意欲向上をしていきましょう。
 今年度もよろしくお願い申し上げます。