2013年05月21日

塾長コラム


早いもので5月の下旬となりました。つい最近まで肌寒いかなと思っていましたが、今はすっかり汗ばむ暑さで、気候の移り変わりの早さに感嘆するばかりです。
 さて、アドバンスでは新年度が始まり、1回目の定期テストを迎えた生徒が多い時期となりました。
 最近では、1学期の中間テストを行わない学校もありますので、そのような学校の1学期評価は期末テスト1本という形です。中1・中2生であればまだしも、内申点がかかっている中3生には少々酷な感じもしています。修学旅行もあって、期末テストの日程も早まって、あまり学習単元も進んでいない状況で、前学年までの復習単元が主となる定期考査も少しどうなのかという気もしますが、いずれにせよ、どのようなタイミングでどのような問題が出されようとも、「解ける」だけの実力を身につけておくしか、解決策はないのだと思っております。
 今年は、2月~4月にかけて新しくご入塾頂いたご家庭も多く、フレッシュな空気が流れている気がします。
 新しく入塾した生徒たちにも、早くアドバンスの学習方法、パターンに馴染んでもらえるよう、できる限りコミュニケーションを取って、他愛のない会話から多少の親しみを持ってもらえればと思っています。
 やはり信頼関係というのは大切ですから、この先生、この人の言うことであれば、耳は痛いが、自分のことを思って言ってくれているんだと生徒たちが思ってもらえるように接して、コミュニケーションをとっていかなくては、こちらからの一方通行ではうまくいきません。
 おかげさまで、うちの在籍率は非常に高く、長く在籍して頂けるご家庭が非常に多いことは、大変嬉しく、本当に有り難いことだと思っております。
 昨年もそうでしたが、今年も高3生は小学生からお預かりしている方も複数いて、8年目を迎えています。アドバンスが12年目ですので、アドバンスの3分の2を一緒に過ごしてくれているわけになります(笑)
 当然のことながら、お互い気心も知れていますが、お互い慣れっこにならないように一線を引くことも必要ですし、逆に我々の気持ちもよく理解してくれて、気持ちの面で助かることも多くあります。
 もちろん、在籍が長い、短いで指導に差をつけることはありませんが、長いと弱点単元、項目などの把握がやりやすいことはあると思います。
 今年入塾した生徒の皆さんの良い所、今できていない所、性格面、考え方などできる限り、会話をすることによって、頭にインプットしていっている最中ですので、これからもさらに継続して、平常授業はもちろんのこと、学校が休みである夏休みに一気に弱点単元を克服して、学校が始まる頃には、大きく変わることができるよう、小職も頑張っていきたいと考えています。

とはいえ、大人とコミュニケーションを取るのが難しい年頃、反抗期やら、勉強以外に興味を持つ頃ですので、中々、毎年苦労といいますか、ドラマが繰り広げられます。
 「家庭教師の時代(アドバンスが1年目~3年目位は家庭教師の派遣をメインとしており、その家庭教師の生徒をアドバンスに来させて行ったのが現在の土曜補習の前身となっています)の生徒と比べれば、今の苦労など苦労のうちに入らないね(笑)」
 と小職と副塾長でよくこのような会話をします。家庭教師の時代には、本当に大変な生徒も多かったので、今となっては、初期の頃に苦労をさせてもらえた生徒たちに感謝しているくらいであります。
 新しいビジネスモデルと言えば聞こえはいいですが、家庭教師を依頼されるご家庭は「自宅に先生が来て教えてもらう」ことを前提に依頼されるのが当然です。また学習状況も「塾とあわない」、「1対1での効果を期待している」といったニーズがあるにも関わらず、西宮のアドバンスまで毎週土曜日補習のため集合してもらうという「土曜補習」はいささか違和感があったことだと思います(笑)
 西は姫路・加古川から、東は堺・守口から毎週アドバンスにやってくる家庭教師の生徒です。
 それはそれは、数え切れないくらいのドラマがありました(笑)
 そんな形でスタートした土曜補習も受験対策に特化し、昼型・夜型の形に導入されたりして、若干改訂はされていますが、「毎週テストがあって、長時間学習する」というスタンスは1年目から変わっていません。
 土曜補習という呼称も、1年間だけ「土曜特訓」という名前に変更したことがありましたが、翌年にはすぐに戻し、現在に至っております。
 「補習」という名称が、勉強を補うというイメージを惹起させるということから「土曜特訓」としましたが、生徒も我々講師もどうもぴんと来ず「土曜補習」に戻したわけです。
 名称はともかく、中身は受験対策として、徹底していくことで、土曜補習をブランドにしていこうと決意した瞬間でもありました。
 おかげさまで、土曜補習の認知度も少しずつですが高まり、徹底した学習量と合格できるまで帰れないテスト、5教科(2学期以降)の指導を行って、低料金(通常の半額)というこの土曜補習を更に進化させていきたいと考えております。
 毎年色々なドラマがありますが、「合格証書」を手にした生徒の笑顔を見ることは何事にも勝る瞬間であり、我々もやっていて良かったと思える瞬間です。今年の高3生、中3生の来春の笑顔を見るために、少々厳しいことも言うかと思いますが、一緒に頑張っていきましょう。 
 受験生は辛い時期も出てくると思いますが、合格した後の嬉しい気持ち、楽しさをいつも忘れずに、一つ一つ着実にこなしていきましょう。