塾長コラム
心地よい季節だと思っていたのもつかの間、外を歩くと汗ばむ時期となりました。もうしばらくすると梅雨の時期にもなってきて、あっという間に夏を迎えそうです。
新学期もスタートし、およそ2ヶ月が過ぎようとしています。
1学期の中間考査がない中学校も多くなってきており、アドバンスでも2~3中学が期末テストのみという所もあるようです。
GWや修学旅行、トライやるウィークなどの関係で、学校の進度が進まないという事情もあるようですが、期末一本で1学期が決まってしまうというのは、中3にとっては少々酷な話しだなといつも感じております。また、中1なども、初の定期テストが副教科もプラスされ、テスト前の学習方法なども確立していない段階で、8~9教科のテストとなると結構負担が大きいようです。
いずれにしても、「ローマは1日してならず」。普段からこつこつと学習していくことが何よりの近道、これに勝ることはありません。
そんな中間テストも終えた学校も増えてきて、毎回の「目標点数宣言書」に結果を記入していくのが最近の日々です。
特に嬉しかったことが何点かあります。
学年末までは努力はしているものの中々結果に出にくかった生徒が、いきなり80点超えなどを連発し、前回よりも5計110点ほど上がった生徒が居たことです。週の回数を増やしたり、定対を受講したことも一因ではあると思いますが、何よりも本人が点数を取ろうと思ってくれたこと、そしてテスト前の学習方法のアドバイスを素直に受け止め、すぐに修正できたことなどが大きいのではないかと思います。
この「素直さ」というのは学習をする上で、とても大切なことで、中学生くらいの時期は、反抗期や思春期など、様々な要因で斜に構えてしまう行動を取ってしまう生徒も多い中、「素直に」アドバイスを受けたことを実践してみる、この繰り返しが学力をつける大きな礎になることは相違ありません。
また、別の生徒の中には、目標宣言書に記入した目標点に及ばなかったのが悔しかったのか、すぐに自習に来て、次の実力テストに向けて勉強をしている中3生が居ました。
もちろん、毎回毎回、すべてのテストで目標点を超えられれば、それに越したことはありませんが、中々そうはいかない場合もあります。
そこで大切なことは、何が不十分だったのか、どのようなことを次にしていけばいいのかを確認、反省し、すぐに次の課題に取り組んでいくこのスピードではないでしょうか。
ビジネスでも Plan Do Check ActionというPDCAサイクルがあるのと同様に、勉強面も全く同じです。
その生徒はテスト問題と結果を持参し、小職にすべて見せた上で、英語科である小職には英語の長文の読み方などのアドバイスを求めて来ました。こういった積極的な生徒には、もちろん、アドバイスを行い、次に向けての対応をとりやすくなります。とかく塾長などをやっていると、煙たがられたり笑、話したくない人笑、などと敬遠されがちなのが大変残念です・・・(笑)
小職が大学生の頃に塾講師をアルバイトでやっていた頃は、自分で言うのもなんですが、それなりに人気のある講師で、帰り間際には「出待ち」があったり、「さかもっちゃんへのお手紙」などを毎回もらえるようなこともありました、過去の栄光に浸っております笑
そんなわけで生徒の皆さん、いつでも気軽に話しかけてくださいね。
アルバイト講師で思い出しましたが、今年度も現在、多くの応募を頂き、4月下旬からどんどん新人講師の皆さんが、先輩講師について、OJTの研修期間に入っております。
世の中、アルバイトの人手不足という状況の中、今年は多くのご応募を頂き、今年入社されたアルバイト講師の方は、6~7倍の難関で採用された優秀な方ばかりです。
保護者の皆様におかれましては、新人講師の方にご心配な部分があろうかと思いますが、何卒、温かい目で成長を見守って頂ければ、大変有り難く存じます。
大学生講師だからだめなんてことは全くなく、大学生講師だからこそ、素晴らしいというプラスの面の方が多いと小職は感じています。
授業のテクニックや巧さなどはこれから経験を積むことでいくらでも習得することができます。
何よりも、自分自身が辛い受験勉強を乗り越え、大学に合格し、また現在も自分自身が「学びの場」に居る大学生の学び取る力は何物にも代えられません。
特に今年の新人講師の方は、研修中から今後の伸びしろを感じさせるような期待を大きく持った方ばかりで大変嬉しく、有り難く思っています。
是非、色々な個性の講師と接して頂き、お子様の良い変化へのきっかけとなることができるよう、講師陣一同頑張っていきたいと思います。
先頭に立って小職も走っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
今回の特集では「発達障害」のことにつきまして簡単にご案内をさせて頂きました。
我々もこの10年間、勉強を重ねて、まだまだこれからも勉強をしていかなくてはならない大きな課題の一つでもあります。
NHKでも特別番組が放映されるなど、最近では周知啓蒙が進んできてはおりますが、まだまだご存じない方も多く、これからの日本社会の課題の一つになるではないかとも思ったりしています。
保護者の方におかれましては、ナーバスな部分でありますので、ご心配になられることもあるかと存じますが、何かお気づきになられることなどがございましたら、いつでもご相談下さい。関係機関などと協調しながら、できる限りのサポートをさせて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。