塾長コラム
早いもので受験シーズンに突入いたしました。ここからはメンタル面でのサポートが重要になって参りますので、現在、そういったことを中心に受験生と接したり、面談を行ったりしております。
受験生一人一人が悔いなく、自分の持てる力は出し切ったと思ってもらえるように最後まで全力でサポートをしていきたいと考えております。
1分間スピーチやインフォメーションサイネージなどでも全塾生の方に発信しておりますが、インフルエンザもかなり流行しており、在籍中の生徒の中でも学級閉鎖が出たりしております。受験生、受験生以外に関わらず、体調には十二分に留意頂くとともに、少し風邪気味だな、咳が出るなという場合はマスクを着用頂くなど、受験生へのご配慮もお願いできれば大変幸いです。
さて、そんな中、最近は2020年の大学入試制度の大改訂に伴う教育改革への対応に大忙しの毎日を過ごしており、大変ではある反面、
「もっとこんな風な塾にしたい」
「こんな形にすれば生徒の成績は絶対に向上できるのではないか」
「今の弱い所を克服するために、こうすることによって、もっとこんな形になって、生徒や保護者のニーズにお応えできるのではないか」
などと無い知恵を最大限絞りながら、教育改革に対応できるべく、講座の改訂、新規講座の開講などを進めております。
もうまもなく2月上旬から中旬にかけて正式にリリースをさせて頂けると思います。
弊社の保護者の皆様にはこのアドバンス通信誌上、別冊子、入試説明会などで2020年の教育改革につきまして、お話をさせて頂いてきておりますが、まだまだ世の中ではその内容が行き亘っていないような状況です。
もう一度、ここで復習をしておきたいと思います。これから求められる能力は「学力の3要素」と呼ばれます。
今までの「知識・技能の習得」(単語を覚えたり、計算したり、暗記したりということです)自体がなくなるわけでは当然ありません。
考えたり、判断したり、表現したりするその大前提としての知識や技能が習得できなければ、考えることも判断することも表現したりすることもできないからです。
例えば、「ラグビーのルールを知らない人」が、「ラグビーの試合や練習方法、攻撃パターン、守備パターン」について論じたり、判断したりしなさいと言われても当然できないのと一緒であります。
「因数分解ができない人」が「数学の大きな発見をできない」のと同じです。
まずは、今まで通り「知識や技能の習得」は必須になるわけです。
そして次の「思考力・判断力・表現力」の養成です。
これはただ単純暗記で乗り切れるペーパーテストのようなものではなく、自分自身の考え方や判断の仕方や表現力を求められるということです。いいかえれば「考える力」と申しますか、「表現する力」で「自分の考えを論述することができるかどうか」ということになります。
ここまでは今までの大学入試でも求められており「センター試験」で知識技能の習得を、2次試験や記述式問題等で「思考力・判断力・表現力」を確認しておりました。
ただ、これからは、センター試験が廃止され、大学入学共通テストに変わり、記述式が取り入れられます。また英語では4技能対応で「英検」など民間外部試験の取得が必須になります。
さらにそれに加え、「主体性・多様性・協働性」を磨いた人材を養成するということを含め、学力の3要素になったわけです。
この3つ目はなかなか抽象的でわかりづらい所もありますが、簡潔に言うと、「受け身的な学習ではなく、自らが主体的に学び、そして多様な人々と一緒に、話し合いなどをしながら物事を進めていく能力」と思って頂ければ良いのではと思います。
また2020年の教育改革は大学入試改革に加え、「英語の改革」がなされます。
いわゆる4技能+1領域への対応です。「読む・書く・聞く・話す」に加え、「発表(プレゼン)する」領域まで加わってきます。
もちろん、日本の英語教育の最大の欠陥であった読む・書くだけに特化した大学入試にもメスをいれたわけですから、この英語の改革の本気度がわかるというものです。
そういった複合的な改革が同時にやってくるので、少し情報の混乱を招いているきらいがあると感じますが、間違いなく、変わっていくことには相違ありません。
英語科講師として、この英語の改革に胸を躍らせており、一刻も早く弊社の生徒たち、これから英語を頑張ろうと思っている未来の生徒たちのためになりたいとこの半年間ずっと考え続けて参りました。
今月号にも4月からの新規開講講座、リニューアル講座などのリリースを少しさせて頂きましたが、根底はこの2年後の教育改革、大学入試改革、英語改革がございます。
おかげさまで、様々な関係機関と連携をさせて頂いたりして、アドバンスとして自信を持っておすすめできる改訂になりそうです。
トップレベル選抜を改編し、さらにSHBを進化(深化)させた講座のアクティブハイブリッド(AHB)が一番の核となりますが、英語4技能+1領域対応の英語LEX(小4~高3対応)も英語科としては血が騒ぐ講座の一つです。
小学英語の大切さを感じ12年前から「プレ英語」を開講して参りましたが、更に進化(深化)させ、教科化に備えた4技能を習得してもらうため、小5・小6対象の英語LEXジュニアでは先頭に立って教壇に立とうと考えております。
2月上旬~中旬にかけて全貌をご案内できるかと存じます。面談や説明会などでも詳しくご説明させて頂く予定です。Next Stageへ飛び立つアドバンスに乞うご期待ください。