塾長コラム
早いもので、サマプロ直前となりました。
毎年、前年の受験生を送り出して、新年度が始まる頃から、サマープログラムの準備に入ります。
前年の良かった点、反省点などをしっかりと確認し、より良くするために、日程、内容、イベントなども含め、徹底した精査を行います。
毎年同じことの繰り返しであれば、ある面、運営する側からしますと楽ではありますが、疾風怒濤のように教育環境が変わる中、そのような安閑とした開講にはできませんし、したくはありません。
おかげさまで2002年から17年間サマープログラムを継続してきておりますが、例年踏襲、前年同一といったことは一度もしてきておりません。
これはある面、聞こえはいいのですが、逆に考えますと、毎年変わるということは、わかりにくさの原因にもなりかねないという思いももちろん持っておりますが、それよりも前年よりもより良くしたいという気持ちの方が勝ってしまい、保護者の皆様や生徒の皆さんにはご迷惑をおかけしているかもしれません。
ただ、そういった思いであることお含み頂ければ大変幸いです。
小職も今でこそ、体型も性格も少し丸くなってきておりますが笑、創立当初の中3生の1期生~6期生くらいまでの生徒に対しては、「瞬間湯沸かし器」ではないかと言われるくらい、「顔を見るたびに、叱っていた」という今となっては赤面のお恥ずかしい時代がございました。
最近、保護者の方からも生徒からも塾長先生は優しいからなんてお声を頂くこともございますが、当時の生徒からすると、全否定されるのではないかと思ったりしています笑
また、大学在学中は、2つの塾で塾講師として4年間アルバイトをしておりました。
一つは浜学園という西宮北口駅にある大手塾です。当時も今も中学受験がメインではありますが、当時は中学部も存在し、英語科として、3年弱勤めさせて頂きました。西宮北口本部はもとより、伊丹教室や芦屋教室、茨木教室などの校舎で色々なことを学ばせて頂きました。当時の講師配置の担当の方には大変お世話になったことを今でも覚えております。
もう一つは、偶然にも阪神西宮の睦学院という塾です。今はもうやられておりませんが、こちらは大学1回生~3回生まで勤務して、クラス授業から個別指導まで夏休みなどは朝から夜まで一生懸命やっていた思い出が蘇ります。
ここでは、クラス授業を英語でやりたいと申し出たにも関わらず、数学のクラス授業を担当することになり、必死で授業前の準備をしたことを思い出します。確か中2や中3の浜脇クラス、大社クラスの数学を担当していた記憶があります。
そのあるクラスで定期考査前に、授業終了後、「もっと勉強がしたい」と生徒が言うものですから、一緒に残って質問受けにつきあっていた時のことです。
だんだんと時間も遅くなり、当時の塾長さんなども心配されて、
「阪本さん、大丈夫ですか?」
と私のクラスの様子を見に来られたりしたのですが、
「僕は大丈夫です。まだ残って勉強したいということなので、申し訳ありませんが、保護者の方に遅くなるとご連絡をお願いできませんか」
などと今から思えば、若気の至りといいますか、なんとも恥ずかしい思いがしますが、そんなことを言いながら、朝まで生徒たちを残してテスト対策をやってしまったことがありました。
夜中に生徒を連れて、今の阪神西宮本校の裏にあった中華料理屋さんに一緒に行って、夜食を食べて、また戻って、勉強をする、なんてことを笑
私も考えも年齢も若かったです。なんて無謀なことをしていたのでしょうか。
中学生にとって、塾で朝まで勉強するということほど、好奇心をくすぐることはないのか、面白そうだとなるのか、あるクラスでそれをやってしまってからというもの、他のクラスでもそれを求められて、テスト前はクタクタになっていましたが、忘れられない思い出の一つです。
当時の保護者の方もよく許して頂けたなと今から考えると気恥ずかしくなってたまりません。
そんな大学生活の後、ご縁があって、損害保険会社に就職することになり、10年ほどサラリーマンとして、転勤もしながら、朝から夜中まで働くという生活でした。
ゆとり教育が始まる年に、意を決して教育業界に飛び込むわけですが、その後も中々、面白く、涙あり、笑いあり、感動ありの出来事も数多く経験させてもらっております。またそれはどこかでお話させて頂ければ幸いです。
そんな大学時代の思い出がある阪神西宮で今塾をやっているのもなにかのご縁なのかとつくづく感じます。
現在のアドバンスの土曜補習、定期テスト対策、サマプロ、ウイプロなどにもその流れがあるのかなと思ったりもしています。
ただ、昨今では、時代の変化も当然ありますし、ただ単に時間を長くかければ良いというものでもなくなっていることは当然のことで、アドバンスも少しずつ改良を加えていっております。
今年のサマープログラムも、受験生が疲弊しすぎてもいけない、自分自身の学習時間も確保する必要があるということで、午前中の2コマを前年よりなくすことにいたしました。
ただ、休み時間を工夫して、時限の減少は1コマだけとし、授業内容に極端に変更が出ないようにはさせて頂き、また、第5タームを復活させ、総トータル時間ではそう差がなく、また、自分自身の学習時間も確保できるというスケジュールにさせて頂きました。
また、全ターム土日無し型は前年非常に好評だったため、今年も踏襲し、前年も実施したプレミアムフライデーをイベントや別の学びに特化することにより、わくわくラボの複数開催、イベントの多様化、お遊びイベントなども行うことができるようにいたしました。
三者面談で色々とお話をお聞かせ頂く中で、ご要望やニーズにお応えしなければならないと、「個別サポート」をサマプロから急遽開講することも決定いたしました。
この辺りのスピードは中小塾ならではという気がしております笑
是非、お子様が学習意欲を向上し、学力向上となり、お子様の可能性を最大限広げるために、微力ではございますが、できることは何でもしていこうと考えております。
まだまだ至らないところも多いことと存じますが、授業なども色々なご要望などもいつでもご遠慮無くご相談頂けましたら、我々でできることは最大限取り組みをさせて頂きます。
サマプロ頑張って参ります。ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。