2019年08月23日

塾長コラム


早いもので、これを記入しておりますのは、第4タームも終盤になっております。

 

第1タームから第4タームまであっという間に過ぎ去った気がしますが、残り第5タームもございますので、なんとか体調を崩さずに頑張りたいと思っております。

 

今年のサマプロは第1と第3タームを「徹底復習ジム」として、前学期、前学年の総復習を行うこととし、徹底して、復習を行ってもらいました。

 

毎日、記入してもらっているDaily Noteを見ると、このような感想が・・・。

 

「自分ではわかっていたつもりだったけど、解いてみると正確にわかっていなかった」

「単語を忘れている」

「以前はこの単元得意だったけど、しばらくやっていなかったら、全然できなくなっていた」

 

読んだ瞬間、「おー、よく自分を見つめることができているね」と思って、一人一人にコメントを返しています。

 

この「わかったつもり」というのが、勉強ではなかなか厄介なことで、究極的に申しますと、このわかったつもりをなくすことが一番の課題になるわけです。

 

そこで、こういった復習の期間や復習を徹底する場が必要なわけで、自分自身で自ら復習をやってくれる子はもちろん居りますが、中々そこまで手が回らないということも多く、この徹底復習ジムは大変良かったと思っています。

 

とかく、現在成績があまり取れていない生徒は、過去の自分を見つめるようとしないことも多く、

 

「大丈夫」

 →いや、全然大丈夫じゃないやん

 

「この単元はいける」

 →その根拠は?

 

という禅問答のようなパターンになってしまい、おそらく、過去に遡ると相当な労力がかかってしまうのを密かに感じ、できる限り、先延ばしにしたいというのを感じるケースもあります。また、そもそも、どこがわかっていないかをわかっていないケースも多いです。

 

しかし、先ほどのように自分自身でできていないと見つめられる生徒は必ず伸びていきます。

 

それを気づいてもらうために、演習をして、自分自身で解けるかという意識を絶えずもってもらい、それを振り返ってもらうために、毎日、Daily Note(デイリーノート)というものを記入してもらっています。

 

毎日通塾時には提出し、帰宅時には我々が必ずコメントをして、返却しておりますので、ぜひ保護者の皆様も、お子様の頑張りをデイリーノートでご覧いただければと思います。

 

保護者の方から励ましのコメントなどをいただければ、お子様も勇気100倍になられることと思います。よろしくお願いいたします。

 

中3・高3は毎日FBテスト(フィードバックテスト)を行い、前日の内容をどこまで理解しているか、どこまで自分で追い込んで勉強しているかを確認するテストを行います。

 

その結果で、毎日得点率を計算して、「FBベスト10」を掲示するのです。

 

中3のFBテストは前日内容だけでは、量が少ない場合も多いので、追加テストというのがアトランダムで出題されます。

 

重要英単語・熟語などをまとめたテスト、各パターンの疑問文・否定文などをまとめたテスト、計算総復習問題、図形問題、四字熟語・故事成語など様々です。しかも満点取るまで延々と再テストが続きます笑

 

さらに今年は理科社会には一問一答形式のテストも加え、バリエーションを増やした上で、毎日テストに取り組んでくれています。

 

今年嬉しかったのは、保護者の方が小職に

 

「テストで1位を取れて嬉しかった!と報告してくれたんですよ、先生。私も嬉しくてハイタッチしました!しかも先生、家で毎日明日のテスト頑張るってテスト勉強してるんです。私も嬉しくて」

 

というお声を頂いたことです。

 

毎日本当に頑張ってくれて本当に嬉しく思っています。

 

特に彼の学習方法に驚き、嬉しかったのは、ことわざ・故事成語のテストの際のやり直しで、もちろん解答は配布するのですが、それを見ながら、電子辞書で、そのことわざや故事成語の意味を調べて、理解した上で覚えていっているのです。

 

その時にも「いい勉強の仕方してるね!」と褒めて承認活動を行いましたが、こういった勉強ができるようになると確実に学習成果は出てきます。単純暗記よりは暗記の質が異なるからです。

 

そういった勉強方法をしているからでしょうか、1位になることも多く、また再テストもほぼ2回目で満点合格しています。

 

非常に理想的な学習方法だと思います。

 

成績を上げるアプローチというのにはいろいろな方法論がありますが、学び方、テキスト、講師、環境なども要素の一つですが、「学習意欲」が上がれば、必然的に成績を上げるのは容易になります。

 

テスト結果、部活との両立、内申書、模試の判定など、その結果を上げていくには、何より「学習意欲、そして考える力」だと絶えず思っています。

 

意欲は何もしなければ、急に湧き上がるものではありません。何かをやり続けること、何か外的要因に自分がなるほどと思うこと、いろいろな機会があると思います。

 

そういった機会をできる限り、多く体験してもらい、全塾生の学習意欲を向上させたいと思っております。よろしくお願いいたします。