2019年09月18日

塾長コラム


暑さも少し和らいできた感がございますが、まだまだ日中などは汗ばむほどの陽気の日も多く、過ごしやすい秋の季節が待たれる所です。

 

千葉では台風による停電がまだ続いている地域も多いようで、早く復旧されることを心よりお祈り申し上げます。

 

台風や停電では、関西も昨年は大変な思いをしましたが、自宅は停電の被害を2日間ほど受け、電気の有り難さを心から感じることができました。幸いにも教室自体には通電もされていて、被害もほぼなかったため、授業中止にまで追い込まれることはありませんでしたが、塾生の方々の被災状況、地域の方々の被災などにあまり心を配ることができず、大きな反省の一つであると思っております。

 

さて、平常授業が再開されておよそ2週間。土曜補習も先日再開され、普段通りの様子がアドバンスにも取り戻されて参りました。

 

7日には全国模試を実施し、その振替受験も先日終了し、送り込みをした所であります。

 

サマプロの成果を願う気持ちが強い9月の全国模試ですが、今回のアドバンス通信のトップページにも書かせて頂きました通り、

 

「意欲が上がれば成績が伸びる!」

 

を強く感じることができた結果となっております。

 

もちろん、模試の最終採点は業者採点ですので、若干の誤差は生じると思いますが、アドバンスでざっと暫定採点を行い、どのような感じなのかと副塾長とも分析をしておりました。

 

毎年中3生も大きく伸ばす生徒も多いのですが、科目によっては下がってしまい、トータルで横ばいになってしまう生徒もいた中、今年は中3生全員100%、最高100点に状の大幅アップという状況で本当に嬉しく少し安堵した次第です。

 

中2生も4月の模試から苦手教科が2.5倍にアップしています。

 

その他の中1生、中2生も4月と比してほとんどの生徒がアップしている教科も多く、本当に嬉しく思います。

 

分析はまだまだしっかりとしないといけないのですが、主要な要因は3つです。

 

① 平常授業から復習ができたこと

 

今年から開始した「キャッチアップサポート」を規定のテストで合格点が取れない場合、必須受講として、徹底して、総復習を普段からできたことです。

 

中学生はついつい、定期テストに終われ、テスト範囲を学習するのに時間を要してしまい、過去の遡っての復習は、長期休暇のみになってしまうケースが過去には多かったため、平常授業の中で、復習を組み入れることにしたのが、このキャッチアップサポートです。

これが効果を出しています

 

②サマプロでの「徹底復習ジム」

 

サマプロでも復習を行うためだけの時間を8日間×150分をとりました。ここで、徹底して復習を行うことで、「わかる、できる」という良質な思考回路ができたのではと考えております。

 

受験生も学校内容先取り、入試問題の応用問題の合間に、復習する時間帯を毎日必ず設け、その時間は徹底して復習するカリキュラムとしたことです。

 

③生徒の意欲の向上

 

これがさきほどの意欲の向上の部分です。「わかる→できる」に変換され、「できる喜び→やる気」につながっていたと考えています。教育方針にも掲げている一番注力している点で成果が出たことは本当に嬉しく感じています。

 

アドバンスは2002年に家庭教師の派遣センターとして創立され、その後、少人数制授業(集団)、マンツーマン指導、1対4指導、映像個別など様々な学習スタイルを実践し、受動的な学びをしている生徒に危機感を覚え、「教え込まない指導」という当時としては珍しいスタイルで授業を行い、生徒の皆さんの成績向上に資すことができないかと絶えず実践して参りました。

 

現在のアクティブハイブリッド(AHB)への転換も、『学びの中心を講師ではなく生徒へ』という大きなテーゼの中、中心を生徒にして、講師が伴走し、サポートするという大きな改革の中、環境、テキスト、講師、教え方など様々な要因があるにせよ、最終的な力をつけるには、

 

【生徒自らが主体的に考え、動き、それを意欲に変えていく】

 

ことが一番の近道であると考え、現在、試行錯誤で悩みながらも実践し成果を出していこうと頑張っている所であります。

 

そういった中で、今年の改革は昨年の反省に基づき、不十分だった所にメスを入れ、改革を行い、生徒とのコミュニケーションをできる限り多く取る個人面談も全生徒と月に1回、2回と増やしております。

 

どれだけ素晴らしい講師が授業をしても、どれだけ素晴らしいテキストを使っても、どれだけ長時間学習したとしても、生徒自身の主体的な動きがない限りは、自ずと限界があるわけです。

 

集団授業、個別指導なども一長一短があり、もちろん我々のAHBも完璧ではありませんので、一長一短はあることと思いますが、そのデメリットを最小化する他の方法(キャッチアップサポート、徹底復習ゼミ、土曜補習の模試直し)で、ある一定の成果が出ていることは本当に嬉しく思っております。

 

高2生、中2生にもプレ土曜補習のスタート時期を早め、10月から開始できるようにいたします。

 

中2生には、月4回は負担感も多く、部活との兼ね合いもあると思い、「ぷち土補」を用意します。

 

とにかく自ら動いていくことによって、「意欲が上がります」。

 

意欲が上がれば、成績を上げるのはそんなに難しいことではありません。頑張りましょう!