2020年05月30日

塾長コラム


大変ご無沙汰したコラムとなってしまいました。

 

2月末に突然の学校休校措置から、緊急事態宣言の発出、延長、そして解除と3ヶ月の間で目まぐるしく、また予想ができなかった新型コロナ感染症という状況で日々の対応に追われた日々でございました。

 

また、この通信や案内を文書でご案内したといたしましても、国や都道府県、市町村からの指示により、決まった事項がすぐに変更にならざるを得ないなど、紙文書での案内に限界を感じる状況ではございました。

 

幸いにも、弊塾では、LINE公式アカウントを随分前から運用して、緊急時のご連絡のために、保護者の皆様や生徒の皆さんに友だち登録を頂いていたおかげで、このパンデミックの際にも、緊急連絡、日々変わるご連絡などもタイムリーにご案内することができ、本当に安堵しておりました。

 

また、3月すぐにZoomを用いた双方向オンライン授業に切り替えられたことも、学びを止めずに済むことができて、大変良かったと考えております。

 

2009年の新型インフルエンザの際での1週間休校にした経験が活き、1月からパンデミックを想定して、少しずつ準備を行っていたことが功を奏しました。

 

ただ、そうはいっても、本格的な双方向オンライン授業は初めての経験であり、いろいろと不手際があったことと存じます。この場をお借りして、お詫び申し上げます。

 

双方向オンライン授業で授業が成り立つのかと一抹の不安を感じながら授業をスタートいたしましたが、子どもたちの順応性の速さに驚くとともに、これからの一つの学びの選択肢としても活用できるかという気持ちを抱くことができました。

 

とはいえ、まだまだブラッシュアップさせないといけない課題も多くあり、より完成形を目指して、一つ一つレベルを上げていければと思います。

 

この双方向オンライン授業は、今までの通塾していた際の「オフライン」での信頼関係が生徒と講師にあると非常にスムーズですが、そういった関係がない(少ない)と、いきなりオンラインから入るとそれを築き上げるのは少々困難が伴うことも痛感しました。

 

ただ、体調が少しだけ悪いので、通塾するのはしんどいけど、オンライン授業であれば在宅で受講できるといったケースなどは、今まであれば「欠席」しなければいけなかったことが、そうせずに対応することができるようになるなど、副次的な効果も今後は出てくるのではないかと期待も多い授業形式の一つです。

 

また、様々な事情で学校に行けないといったお子さんに対しても、今まであれば通塾というハードルがありましたが、オンライン授業ではそのハードルが低くなるということもあると思いますので、不登校で学びにお困りの意欲のある方などをオンライン授業と週に1回の個別フォロータイムなどでお手伝いできないものかと考えております。ご希望がございましたら、ご相談頂けましたらと思います。

 

個別フォローは、緊急事態宣言が発出されて以降、ずっと一人一人と行って参りました。これは通塾時の面談、コミュニケーションミーティングの代用という意味合いも兼ね、宿題のチェック、次の宿題出しなどを行いつつ、メンタル面でのサポートを常に意識して、声掛けを行って参りました。

 

1対1ですと、普段はあまり話をしてくれない生徒も、いろんな話をしてくれたりして、非常に有意義な時間でした。

 

通塾を再開する生徒には、個別フォローをなくし、通塾時に同様のことを行って参りますが、しばらくオンライン授業を継続という生徒も居りますので、学校の時差通学などの状況を見ながら、個別フォローを継続して参りますので、週に1回はリアル、オンラインどちらかで一人一人と話す機会を設けて参ります。

 

また、大変残念なことでございましたが、新型コロナ、人手不足など様々な要因により、上甲子園校を阪神西宮本校に移転統合をさせて頂きました。旧上甲子園校在籍の皆様方には、ご不便とご迷惑をおかけしてしまい、この場をお借りしてお詫びを申し上げます。

 

本来であれば、統合説明会などでご説明を行うべき所でございましたが、お集まり頂くことができない、緊急事態宣言が発出されるなど、混乱の中でのご案内になってしまい、重ねてお詫び申し上げます。

 

新生阪神西宮本校に通塾頂ける方も多く、通塾の行き帰りなどにご不便をおかけすることになり、大変恐縮ではございますが、塾長、副塾長を筆頭に、全講師一丸となって、学びのサポートを全力で行わせて頂きます。

 

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

9月入学、全員1年留年、高3のみ9月入学など、色々な新しい生活様式が検討されております。

 

何よりも、学びを行う子どもファーストの変化になることを心に願いながら、まだまだ安心できないコロナにも十二分に注意しながら、塾生一人一人の学びを全力でサポートして参ります。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。