2020年07月23日

塾長コラム


早いものでサマプロに突入する時期となりました。現在、特訓ターム前期直前にこのコラムを書いております。

 

特訓ターム前期では、中3、高3生の特訓をビシバシ(笑)行う予定ですので、その準備、予習を行うとともに、感染防止対策も抜かりなく行うため、毎日の清掃をより一層しっかりと行っているところであります。

 

現在、私立高校、公立高校の一部で定期考査が続いておりますが、公立中学、公立高校の大半が定期考査を終え、7月いっぱいの学校の授業を行っている所だと思います。

 

今回の定期考査は、3密対策のため、通塾とオンラインを併用させて頂いた形を採りました。

中学生は定期考査予想問題(学トレ)の時間帯は1コマ多く拡充し、塾でしか出力できないため、通塾頂き、夜のセルフタイムについては、自宅に帰り、行って頂いた方も半分程度おりました。

 

大人、子ども問わず、自宅での仕事、学習はどうしても効率が落ちてしまうといいますか、少しのんびり気味になってしまうことも多く、自宅でのセルフタイムは、本来の定期テスト対策講座の役割を果たせなかったのではないかと少し反省しております。

 

ただ、今年はコロナの感染防止に努めなければならないこともあり、止むを得ない部分もありましたが、次回以降はもう少し改良を加えて参ります。

 

中1生や高1生などは、新しい中学、高校での初めての定期テストということや学校休校も長引き、今年は大変だったことかと思います。

 

そんな中、中1生の中には、数学100点、5計470点超を取ってくれた頼もしい中1生もおり、とても嬉しく思っております。

 

また、これはこれから何度も伝えていきたいと思っておりますが、定期テスト直前の学習とは言えない学習方法をしている人も、中学生、高校生問わず居たりしていますので、これから改善すべき事項の一つだと感じています。

 

定期テスト前は、アウトプット(問題演習)を徹底して行う時期であり、このアウトプットを徹底して行った生徒は、やはり高得点をキープできています。なぜ、定期テスト前はアウトプット重視かと申しますと、定期テスト自体がアウトプットを求められるからです。問題用紙をしっかりと読み、解答用紙に記入(アウトプット)していかなくてはならないわけですから、アウトプットを徹底して行い、類似問題に数多く当たり、問題慣れをしておくことによって、当然同じような出題がされるわけですから、点数が取れるというわけです。

 

残念ながら定期テストの点数が伸び悩んでしまう生徒の特徴は、定期テスト直前にインプットを重視してしまっています。

 

特に多いのが、「ノートまとめ」をしてしまうパターンです。ノートまとめ自体を悪くいうつもりはないのですが、定期テスト直前(1週間前以内)に行う学びではありません。

もちろん、ノートにまとめることによって、多少の定着は行われるはずですが、問題慣れをしていないので、そのインプットしたことが、解答用紙に書けない可能性が高いわけです。

 

さらに、ノートまとめを丁寧にやると、蛍光ペンや色ペンを使って、とてもきれいにまとめることにより、当然時間がかかります。時間がかかると、ノートをまとめるだけで、「勉強したつもり」になってしまうという恐れがあることです。

 

もちろん、アウトプットをする前提として、内容理解(インプット)は当然必要な学びではありますが、それは、あくまでも定期テストに突入するまでにある程度しっかりと行っておく必要があるということです。

 

そんなことを考えながら、皆さん一人一人のテスト前学習を見て、時にアドバイスをしたり、ヒントを出したりしています。

 

この学習方法の変革というのは、意外に時間がかかることで、人から変えたほうがいいとアドバイスされても、自分自身が納得して変えていかないと中々本質的な所が変わらないことも多いので、これは繰り返し繰り返し伝えていく必要があると痛感しております。

 

さて、今年はサマプロも日程や時間帯を縮小しての実施となりますが、サマプロ通いホーダイを導入し、できる限り「学び直し&先取り」をバランスよく進めていけるようにしていきたいと思います。

 

一人一人の習熟度をしっかりと確認し、最大効果を上げられるインプットとアウトプット比率で生徒の皆さんの学力向上、学習意欲向上に向け、全身全霊で努力する所存です。

 

受験生には、「行ける学校」ではなく「行きたい学校」に進学できるよう、しっかりと腰を据えて学んでもらえるよう叱咤激励も続けて参ります。

 

今年も暑い夏になると思いますが、気持ちを熱く、頭はクールに頑張って参ります。ご支援ご協力よろしくお願い申し上げます。