2020年12月16日

塾長コラム


早いもので12月も中旬になろうかという時期になりました。

 

大変申し訳ございません、前回のアドバンス通信から少し時間が経ってしまい、本来であれば11月下旬にお送りする予定ではございましたが、受験生との個人面談の増加、高校生の定期テストなども続き、ついばたばたしてしまい今回になってしまいましたことお詫びいたします。

 

さて、高3生の総合型選抜、学校推薦型選抜(以前のAO入試、公募推薦入試、指定校推薦入試のこととなります)も10~12月にかけて行われ、合格を勝ち取った高3生もいる反面、少し残念な結果になったしまった高3生もおり、1月中旬の共通テスト、下旬からの一般入試での巻き返しができるよう個人面談を頻繁に行い、学習プランニング、学習内容の精査なども継続しつつ、一番大切なメンタル面でのサポート、伴走を重視しつつ進めております。

 

高3生はこの時期、基本的内容の習得はほぼ終え、過去問主体の学習になっておりますが、過去問の結果で、まだあの部分が弱い、この部分をもっと強化しないといった反復を行っております。

 

どの科目もそうですが、基礎を押さえたと思っていても、「忘却」という一番苦労することが当然起きるため、「前回しっかり覚えたのにまた忘れてる」という悔しい思いを子どもたちが感じながら、それをこつこつと覚え直ししている姿を見ると、「何とか第一志望に合格させてあげたい」という気持ちになります。

 

特に高3生は、この時期、「疲れている」姿が当たり前です。身体的な疲れもありますし、精神的な疲れもあります。

 

それを乗り越えて、「大学合格」という栄冠をつかみ、自分の夢への挑戦をしてもらいたいと思います。

 

大学入試は本当に厳しいものです。

 

自分の取った点数がそのまま反映されることのない「得点調整」。

 

受験者たちが取れている問題を落としてしまうと大きな差が生まれてしまい、自分の感じた出来と合否結果がリンクしないのも大学入試の特徴です。

 

これをやればうまくいくという方法はなく、ありきたりではありますが、入試の前日までは100%を目指して(実際100%の完成度になることはないのですが)、それにできる限り近づけていくしか究極の方法はありません。

 

特に私立大学の定員厳格化になったここ数年は、尋常ではない厳しさが続いており、2年前の異常さが昨年は少し落ち着きましたが、ただ、10年前などと比べると、本当に厳しい戦いには相違ありません。

 

倍率が30倍を超えているのを見るのも普通になってきました。

 

前年より合格最低点が100点以上上がっているのもあります。

 

そんな中で勝ち取っていかなければならないのですから、高3生のプレッシャーは相当なものになります。

 

何とか笑顔の高3生を来春見るため、全力でウイプロを進めて参ります。

 

中3生も、学校の懇談なども行われる時期となり、内申が下がっていないか、上がっているかが気になる時期になりました。

 

先日も恒例の模擬入学試験として、実際の入試と同じ時間帯で、制服着用、外出禁止といった入試と同じ状況で模擬入学試験を実施しましたが、みな緊張の面持ちで試験を受けてくれていました。

 

中3生は、この模擬入学試験の結果が良かった人は、より一層気を引き締めて更に高みを目指して欲しいと思いますし、結果が芳しくなかった人は、ウイプロの1分1秒を大切にして、入試当日、自分は頑張ったと思える日々をこれから過ごしてもらいたいと思っています。

 

中3生にも、先日、Studyplusという学習管理アプリのトライアルをして頂ける機会を得て、土曜補習時に説明、学習時間や内容を記録したりしてくれています。

 

高校生ではうまく活用できており、それを中学生にも落とし込んでいき、学習時間、量、内容の可視化をして、自分自身のモチベーションアップにつなげられたと思っています。

 

早速中3生が、

 

「先生、あれ、結構やる気が出ました」

「なんで?」

「記録しないとと思うと、勉強しようと机に向かえるんです」

 

なんて嬉しいことを報告してくれました。

 

中3生の保護者に皆様、お子さまの自宅での学習時間に変化は見られますでしょうか?笑

 

特にBitCampusで一人一人やるべく単元と科目、量を学習計画しておりますので、それをしっかりとこなしてくれれば嬉しいのですが。

 

Studyplusの保護者の方向けご案内を中3生にお渡ししておりますので、一度ご確認頂けましたら幸いです。

 

来年度は、他学年にも導入できたらいいなとか、学習計画や面談記録を保護者の方のLINEに連携する機能もあったりしますので、良い機能を更に使いこなしていきたいと計画しております。

 

本年もお世話になり、有難うございました。 来年もよろしくお願い申し上げます。