2021年01月29日

塾長コラム


今年度はコロナの緊急事態宣言による学校休校からスタートし、入試直前にも緊急事態宣言になるなど、ほとほとコロナに苦しめられた年になりました。

 

医療従事者の皆様の懸命なご活躍によって、ギリギリながらも医療体制が保たれていること、深く感謝しながら、われわれ一人一人が自覚をもった行動を行わなければならないと切に感じます。

 

さて、高3生の大学入試もピークとなりました。

 

既に、

 

甲南大学

京都外国語大学

武庫川女子大学

神戸松蔭女子学院大学 etc

 

などに合格者が出ておりますが、共通テストも終わり、これから私立大学の一般入試が2~3週間ほぼ、毎日続いていきますので、毎年、中々胃が痛い日々を過ごすことになります。

 

センター試験廃止に伴う初の共通テストも1/16・1/17にかけて実施され、第2日程もまもなく行われますが、英語や数学のセンターと共通テストの変化にはやはり大変な思いを抱きました。

 

センター試験の時から、どちらかというと、パズルではありませんが、どこに何が書かれているかを瞬時に探し出す力が必要ではありましたが、この共通テストになって、さらに拍車がかかったように思います。

 

もちろん、大量の情報を瞬時に処理する能力も必要だと思うのですが、全国50万人以上が受験する共通テストでそれをやるべきなのかという議論は以前から出ており、確かにその辺りは今後の懸案事項になりえることだと考えます。

 

英語4技能と言いながらも、あれだけのリーディングの量を読ませるのも少しどうなのか?という思いもありますが、変わっていくもにには合わせていかなくてはなりません。

 

また、日常会話的な要素が強い英文、イラスト、図表などが用いられており、内容自体はそれほど難しいものではありませんが、時間が不足したという受験生が多かったように思えます。

 

さらに、リスニングは4人での会話が、声質が似ていて、誰がどの会話なのかが区別しにくいという声も多く見受けられました。

 

イギリス英語、アメリカ英語に加え、日本人が英語を話すといった、いろいろな人との会話を行うという想定があったようです。

 

センター英語では筆記200点、リスニング50点だったものが、共通テストでは、リーディング100点、リスニング100点と、リスニングの比重が倍になり、4技能を重視していることが鮮明です。

 

高校生にもリスニング対策講座を受講してもらって、テクニックを身につけてもらうことはできますが、やはり「耳慣れ」という一番大切なことは、いかに英語に触れるかということですので、今後はその対策を普段から行っていく必要があると痛感いたしました。

 

そこで、次年度は、パンフレットも同封いたしましたが、英語LEX(1対1でネイティブの先生と英会話を行う講座)を、もっと多くの生徒に受講頂けるよう、新年度受講申込と同時にオプションお申し込み頂くと、通常月額¥4,950(税込)のところ、月額¥3,850で1年間ずっと受講頂けるキャンペーンを行うことにいたしました。

 

英語などの積み重ね教科は付け焼き刃が効かない最たる教科の一つで、そのリスニングも短期間での習得は非常に難しいので、普段からネイティブとのコミュニケーションでリスニングを鍛えてもらいたいと思っています。

 

さて、今月号は簡易号として、ご案内しておりますが、新年度関係の年度変わりのご案内、新料金プランのご案内、新しいホームページのアップなど、すべてを同時に進めております。

 

中3生も2月に入れば、続々と入試を迎え、まずは志望校に合格するのが一番重要なことです。

 

ただ、高校がゴールではなく、スタート地点になることをしっかりと本人たちに伝え、高校入学後に学習でついていけなくなってしまうことのないように、基礎力をしっかりと付けることを意識してもらうとともに、高校合格後には、すぐに高校内容の学習に切り替え、余裕のもった高校生活を送ることができるスタートダッシュを切ってもらおうと考えております。

 

新しいホームページにも、過去の生徒(3年間しっかりと頑張って関西学院大学へ合格した生徒です)が、高校合格後に春期講習で高校の先取りを進められることができたのが、高校3年間余裕を持った学習を行うことができたというメッセージを掲載させてもらっています。

 

是非、高校合格後は、少し安堵をするとともに、新しいステージのために、また高校内容をできる限り先取りできるよう頑張ってほしいと思っています。

 

高1の最初から順調にいくと3年間順調にいくことが大半ですが、逆に高1の最初につまづくと3年間大変な思いをしてしまう生徒も多く居りました。

 

是非、余裕を持って楽しい高校生活を送れるよう頑張って欲しいと思います。