2018年08月20日

子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ


恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。

保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。

出典:

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行

「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

 

 

☆子供に自信を与える!☆

 

 

◇自信とは、自分の可能性を信じることです。

 

自分には、何かをやる能力があるとか、自分は、どんな状況でも何とかなるとか、自分に対する信頼や、自分は何かが出来るという可能性がある状態を自信のある状態だということが出来ます。

 

◇それでは、こういう自信を持つためには、どういう感情が必要なのでしょうか。

 

自分は他人から重要だと思われているという感情が必要です。そして、その感情が生まれると、自己を肯定する感情が出てきます。

 

つまり、自己重要感(他人から重要だと思われているという実感)に基づいた自己肯定感(=自分はこれでいいのだとか自分はこういう存在なのだという感情)が、自信に繋がるはずです。

 

それでは、この自己重要感や自己肯定感は、どうすれば高まるのでしょうか。

 

◇交流分析という心理学の考え方があるのですが、その中に人間のエネルギー交換(意味交換)という考え方に立ったコミュニケーションの理論があります。

 

ストロークという考え方なのですが、そのストロークには、プラスとマイナスがあります。

 

プラスは、承認する、ほめる等々。

 

マイナスは、叱る、叩くといった相手にとって嫌なことです。

 

詳しくは割愛しますが、このストロークの中でプラスのストローク、特に無条件のプラスのストローク(私の用語でいうなら存在承認)で、接することで自己重要感や自己肯定感は高まります。

 

それは、子どもに対する承認活動といってもいいと思いますが、子どもに対する存在承認・成果承認・未来承認で高まるということです。

 

◇たとえば、無条件のプラスのストロークとは、子どもが、何かをしたから褒めるというよりも、何もしなくても子どもがいるだけで、親として子どもを認めるというものです。

 

たとえば、算数のテストで、100点を取ったから褒めるというのは、条件付のプラスのストロークです。

 

それに対して無条件のプラスのストロークは、どんな得点でも親として子どもに対して優しく接するということです。

 

◇私の言う承認活動もそれに似ていますが、算数の点数で、30点取ってきたら、出来ているところを認め、出来ていないところは無視をするというものです。

 

全体の評価というよりも、できている部分を見逃さずに認めていくということです。

 

◇こういう子どもの肯定的な面をいつでも関心を持って見つめていくと、子どもの自己重要感や自己肯定感は、高まっていくのです。

 

そうすると、だんだんと新しいものにチャレンジしていくようになります。失敗が怖くないからです。

 

◇そうなると、何に対しても自信を持って望めるようになりますし、新しいことをして、失敗しても、失敗から何かを学ぶようになっていくものです。

 

自分自身の強さを実感できるようになっていきます。

 

◇私たちは、子どもの出来ている面(良い面)と悪い面を同時に認めることです。

 

そして、出来ている面(良い面)に関心を示して、出来ている面を拡大していこうとすることです。

 

そうすれば、子どもは自分自身の可能性を信じられるようになるものです。

 

そうなれば、子どものやる気は断然高まってくるはずです。

 

ぜひ、子どものよい面を徹底的に認めるようにしてください。