子どものやる気を引き出す!親のアプローチ
恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません.
出典:マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」
☆子育てのステージを考える!
◇先日、大分市で子育て講演を2本してきました。90分間、色々なお話をしてきましたが、最近、講演の最後にいつも以下のように締めくくります。
「子育ての目標は、皆さんがお子さんより先に死んでも、お子さんが自律的に一人で生きていけるようにすることです。そのために、子どものセルフ・エスティームを高めるようなコミュニケーションを取っていきましょう!」
◇ということで、今回は、年齢ごとのステージでどんなゴール設定をしたらよいかを考えたいと思います。
◇読者の皆さんは、子どもをどういう大人にしたいと思って、子育てをしているでしょうか。
年齢というステージごとに、子育てのゴールを持つことは、非常に重要なことだと私は思います。
◇例えば、こんな感じでステージを設定してみてはどうでしょうか。
0~1歳:子どもと四六時中いる
1~3歳:徐々に親以外の大人や子どもと関係をもつ/挨拶などの基本的な行動が取れる
3~6歳:友だちと楽しく遊べる/挨拶などの基本的な行動が取れる
6~9歳:友だちと意見を言い合える/挨拶などの基本的な行動が取れる
9~12歳:困っている友だちを助けることが出来る/挨拶などの基本的な行動が取れる
12~15歳:自分の目標が設定でき、その目標達成に向けて努力できる/挨拶などの基本的な行動が取れる
15~18歳:みんなの目標に参画し、その目標に向けて努力できる/挨拶などの基本的な行動が取れる
◇例えば、こんな感じで設定してみると、この時期にどう接すればよいのか、または、子どもにどうなってもらいたいのか、なんとなくわかってくるはずです。
どのステージにも基本動作を入れているのは、人間関係の基本だからです。
大人になったら、協働して何かを成し遂げていくことが重要なことなので、基本動作を要求しているのです。
◇皆さんは、それぞれ自分の考えで、自分の子どもがどうなって欲しいかという視点でステージごとに設定してみてください。
◇また、私のこの例では、主に社会に個人として参加することを念頭において設定していますが、個人の内面的な目標設定を加味しても構わないと思います。ルールを守るとか、困っている人を助けるとか、一人で判断できるとか。
しかし、個人の内面的な設定だけでは目に見えにくいので、目に見えやすいものを必ずいれてみてください。
ぜひ、社会に子どもが参加した時に、スムーズに参加できるような目標設定にしてほしいと思います。
『子どもの年齢に応じた要求を!』