子供のやる気を引き出す 親のアプローチ
恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」
☆子どもの学力を高めるアプローチ!子どもに質問すること!!☆
◇人間の思考を決定するのは、言葉です。私たちは、言葉を使って思考をします。ですから、子どもたちの言語能力をどうしても高めなくてはいけません。そのために、私たち親は、子どもに様々なことを質問してみることです。
お母さん:「今日のこのテレビドラマ、一体何が言いたかったのかしら?」
A 君 :「え~・・・。」
お母さん:「登場人物のあの意地の悪い人は、主人公になんであんなにひどいことをするのかしら?」
A 君 :「そんなことないよ!あの人、案外良い人だよ。」
お母さん:「そう?お母さんは、何か意地が悪いなって感じたけど。A君は、どんなところで、あの人が良い人だって感じたの?」
A 君 :「主人公が悲しんでる時に、手を差し伸べて、慰めていたでしょ。何だ、案外良い人なんだって思ったよ。」
お母さん:「そう。そこか!」
◇どうでしょうか。こんな会話でいいのです。子どもと同じ題材で、話をすることを多くし、いろいろな質問を子どもにしてください。子どもに質問をすれば、子どもは、言葉を整理して答えようとするものです。ここに、論理的な思考の芽生えがあるのです。
◇一方的にお母さんだけが話したり、お父さんだけが話をするのではなく、子どもに一杯話をさせてください。そのために、一杯子どもに質問してください。なぜ?なぜ?なぜ?とお母さん、お父さんが、子どもに聞くことです。
また、子どもからのなぜ?なぜ?にしっかり答えて、君だったらどう思う?なんて質問もしてみてください。
『子どもに一杯質問をする!』
☆子どもに自分自身を語ってもらう!☆
◇子どもに自分のことを語ってもらったことがあるでしょうか。
母親:A君、あなたってどんな子どもなの?
A君:えっ?そんなの知らないよ。
母親:A君って、学校では元気がいいって、先生が言ってたよ。
A君:元気がいいかな。
母親:部活とか頑張ってるんじゃない。あとは、どんなことがある?
A君:あと?別にないんじゃない。
母親:A君が、好きなことは何?やってて面白いなって思えることは何?
A君:なんだろう?学校の奴らと遊ぶことかな。
母親:嫌いなことはある?
A君:えっ?嫌いなこと? 勉強かな!
母親:牛乳もでしょ。
A君:怒られるのも・・・。
◇たまには、こんな会話を子どもとしてみたらどうでしょうか。子どもの思っていることをドンドン引き出して、子どもが思っていることを共有してみてください。
◇子どもが母親に理解されていると感じれば、子どもは安心するはずです。たまには、子ども自身のことに興味を持って、正面から見つめてみてはどうでしょうか。ちょっと、心が和む時間が作れるかもしれません。
『子どもに自分自身を語ってもらう!』