2022年07月01日

子供のやる気を引き出す 親のアプローチ


恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。

出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

 

 

☆子どもの学力を高めるアプローチ!子どもに質問すること!!☆

◇人間の思考を決定するのは、言葉です。私たちは、言葉を使って思考をします。ですから、子どもたちの言語能力をどうしても高めなくてはいけません。そのために、私たち親は、子どもに様々なことを質問してみることです。

 

お母さん:「今日のこのテレビドラマ、一体何が言いたかったのかしら?」

 

A 君 :「え~・・・。」

 

お母さん:「登場人物のあの意地の悪い人は、主人公になんであんなにひどいことをするのかしら?」

 

A 君 :「そんなことないよ!あの人、案外良い人だよ。」

 

お母さん:「そう?お母さんは、何か意地が悪いなって感じたけど。A君は、どんなところで、あの人が良い人だって感じたの?」

 

A 君 :「主人公が悲しんでる時に、手を差し伸べて、慰めていたでしょ。何だ、案外良い人なんだって思ったよ。」

 

お母さん:「そう。そこか!」

◇どうでしょうか。こんな会話でいいのです。子どもと同じ題材で、話をすることを多くし、いろいろな質問を子どもにしてください。子どもに質問をすれば、子どもは、言葉を整理して答えようとするものです。ここに、論理的な思考の芽生えがあるのです。

◇一方的にお母さんだけが話したり、お父さんだけが話をするのではなく、子どもに一杯話をさせてください。そのために、一杯子どもに質問してください。なぜ?なぜ?なぜ?とお母さん、お父さんが、子どもに聞くことです。

 

また、子どもからのなぜ?なぜ?にしっかり答えて、君だったらどう思う?なんて質問もしてみてください。

『子どもに一杯質問をする!』

 

 

 

 

☆子どもに自分自身を語ってもらう!☆

 

◇子どもに自分のことを語ってもらったことがあるでしょうか。

 

母親:A君、あなたってどんな子どもなの?

 

A君:えっ?そんなの知らないよ。

 

母親:A君って、学校では元気がいいって、先生が言ってたよ。

 

A君:元気がいいかな。

 

母親:部活とか頑張ってるんじゃない。あとは、どんなことがある?

 

A君:あと?別にないんじゃない。

 

母親:A君が、好きなことは何?やってて面白いなって思えることは何?

 

A君:なんだろう?学校の奴らと遊ぶことかな。

 

母親:嫌いなことはある?

 

A君:えっ?嫌いなこと? 勉強かな!

 

母親:牛乳もでしょ。

 

A君:怒られるのも・・・。

 

◇たまには、こんな会話を子どもとしてみたらどうでしょうか。子どもの思っていることをドンドン引き出して、子どもが思っていることを共有してみてください。

 

◇子どもが母親に理解されていると感じれば、子どもは安心するはずです。たまには、子ども自身のことに興味を持って、正面から見つめてみてはどうでしょうか。ちょっと、心が和む時間が作れるかもしれません。

『子どもに自分自身を語ってもらう!』