2023年06月28日

教務便り


6月に入り、まさかの体調不良に見舞われてしまい、1週間くらいは声も出ない日々を過ごしていました。その間、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

さて、中学生の定期テストも終了し、高校生はまさにこれからという時期になっております。中学生の定期テスト前後の面談を通じて、生徒が言ってくれた感想は「もっと勉強しないといけない」ということでした。

 

私たち大人は、こういった定期テストを中学・高校と経験しており、どれくらいの勉強量が必要なのか、また「もっとやっておけば良かった」という経験は、何度もしています。

 

だから、そんな経験をしないで済むようにと色々声掛けもしたり、話もしたりしますが、やはり、そこは経験のない中学生にとっては、まだまだ響かないこともあるようです。

 

しかし「もっと勉強しないといけない。しておけばよかった」という感想が出たことは、次につながる大きな進歩だとも感じております。

 

現状で満足してしまうと、なかなか次の一歩が踏み出せないままになってしまいますが、そう感じたのであれば、次に頑張る一歩となると思うからです。

 

あと、その気持ちを行動に移せるように後押しと、今の気持ちを忘れないように思い出させていきたいと思っています。

 

そして、その絶好の機会がサマプロだと考えています。

 

平常授業では、学校の授業との追いかけっこのようなもので、できる限り先取りを行い、テスト前の余裕を持たせたうえで、テスト前には問題演習を行って、定着を図るという勉強になります。

 

しかし、夏休みは学校の授業もストップするため、先取りの貯金を貯めておくことも、復習で苦手科目を徹底して行うことにも、しっかりと時間をかけることができます。

 

成績をある一定のレベルにまで引き上げるには、まずは何をいっても「時間」が必要です。

 

じっくりと腰を落ち着けて勉強に取り組む時間を持つことが大切です。その生徒にもよりますが、先取りが追いついていないことで、学校の授業についていけていないこともあれば、基本的な理解がグラついていることで、新しいことを積み上げても、理解が薄いままになってしまうことがあります。

 

過去に、定期テストでは470点を取ってくる中学2年の生徒がいました。点数だけを見れば、非常に優秀な成績ですが、数学の文章題で手こずることがあり、サマプロでは、小学校で習う「割合」や「速さ」の単元の総復習をしたところ、後日「実は割合とか速さを何となくの感覚で理解していたから、やって良かった」と言ってくれました。

 

そして、この生徒は須磨学園のⅢ類英数に進み、その後、慶応義塾大学にと進学しました。

 

どれだけ成績が取れている生徒であっても、本人の中にある曖昧な知識というものは存在します。

 

それをしっかりと克服することで、成績が向上していくという典型だと思っています。

 

サマプロでは、生徒1人ひとりの苦手な単元、克服させたい単元を指定し、復習を行います。そのためには、その復習がまんべんなくできる時間を取りたいと考えています。

 

そして、時間が確保できて、ある一定レベルにまで達するようになると、次は質です。

 

例えば、基本問題を卒業して、応用問題や思考力問題にチャレンジするなど、ワンランク上を狙っていくことです。

 

応用問題が苦手だからといって基礎が積み上がっていないのに、応用ばかりやったとしても、パターンでは理解できても、根本的な理解につながっていないので、少しひねられるとわからなくなってしまうのです。 

 

そのため、基礎理解のための時間、そして、それができれば次のステップへと、順を追って積み上げていくことで、成績の下がりにくい学力を身につけることができます。

 

そんな積み上げ学習ができるのが、サマープログラムであると考えております。

 

サマプロでも、全授業時間帯通いホーダイのプランや、夕方16:40から通いホーダイのジャンプアッププランを設けております。

 

中高生は部活もあり、なかなか時間が取りにくいかもしれませんが、できる限り多くの時間を費やして頂けるようなプランを選択頂ければと考えております。

 

受験生にとっては言うまでもありませんが、受験生以外の学年にとっても、夏休みの過ごし方は成績向上に、非常に意味のあるものとなります。

 

ぜひ、お子さまの今後の成長を見据えたプラン選択をして頂ければ幸いです。

 

微力ながら、精いっぱい指導させていただきますので、よろしくお願いいたします。