2024年02月27日

教務便り


ご無沙汰しております。

今年度も、もう早くも残すところ1か月余りとなりました。

 

昨今、1年が過ぎ去るスピードの速さに驚いてしまいます。こんなペースで過ぎ去ってしまうと、あっという間に老いを迎えてしまうのではないかと、怖くもなります。

 

「どうして1年が早く感じられるのか、子どもの時には1年はとても長く感じられたのに」というテーマで書かれている文章を読んだことがあります。

 

それによりますと、子どもと大人の一番大きな違いは「新しいことへの発見の量」によるそうです。

 

子ども時代、特に小学生の時代は、知らないことの方が圧倒的に多く、ちょっとしたことに驚き、感動するなど、心を動かされることが多くあったように思います。

 

しかし、歳を重ねて、経験を積み重ねていくうちに、子どもたちが驚くような出来事は、当然経験しているものとして扱われ、また、経験したことではなくても、経験則から、こうなるのではないかという予測が立つようになります。

 

そうすると、刺激の少ない平坦な日常、代り映えのない日常が過ぎるだけになってしまい、1年の速さが際立っていくということらしいです。

 

確かに、大人になり、社会に出ると、仕事と日常生活との繰り返しで、驚きや発見なんてものからは遠ざかっているように思いますので、日々、新しいことに触れたり、探したりすることで、新鮮な感動を味わっていきたいなと考えさせられました。

 

そこで、味わっていない感動を味わいたいと思い、読書を復活させました。もともと、本を読むのは好きで、一番古い記憶では、みんなが校庭で遊んでいる中、ひとり部屋に残って本を読んでいた幼稚園時代の記憶があります。

 

そのころから本が好きでしたが、最近めっきり読まなくなり、動画での情報が多くなっておりました。確かに動画もわかりやすく楽しいのですが、読書をする中で、書かれている文章を想像し、没頭するという時間は、動画では味わえないものではないかと感じております。

 

そんな読書を復活させたのですが、名前は知りながら、流行りものにはあまり食いつきたくないという性格もあって読んでいなかった東野圭吾さん、宮部みゆきさんの本へ、ついに手を伸ばしました(笑)

 

何がオススメかもわからなかったのでSNSに質問を投げて、その中で返ってきた「容疑者Xの献身」と「ブレイブ・ストーリー」を購入し、まずは容疑者Xの献身から読みました。福山雅治さんが主演の映画もあったと思うのですが、それの原作となります。

 

結論から申し上げますと、もっと早く読めば良かったと思うくらい面白かったです(笑)

 

実は、自己流ではありますが、速読ができるので、400ページ程度の本であれば2時間くらいで読み終えることができます。1分あたり、3ページちょっと読めるくらいでしょうか。

 

現役の高3の時には、大学入試の90分の国語のテストを15分で解き終えることもできました。

 

速読ができることの1番のメリットは、テストに関して言えば、問題が解く時間が増え、正答率が上がるということも、もちろんありますが、それ以上に、多くの文章に触れる機会を多く取れることだと考えています。

 

もし、1分で1ページだったとしたら、400ページだと400分、つまり7時間近くかかりますので、1日では到底読み切れません。

 

2日、3日に分けて読むうちに、いつの間にか読まなくなるなんてこともあるのではないでしょうか。

 

また、速く読めることで、繰り返し読むことも可能になります。例えば、テスト範囲で40ページの教科書範囲だったとしたら、15分もかからないくらいで読み切れます。それを4回繰り返しても1時間で反復学習することが可能になります。

 

こんな風に速読ができることは、単に読むことが速くなるだけではなく、副次的な効果が見込まれると考えています。

 

そこで!(宣伝みたいですが(笑))4月から始まる「速読ラピッド」で皆さんの速読力強化を図っていきたいと考えています。

 

速く読めるようになることで、国語だけでなく、数学・理科・社会などの文章にも対応することができますし、「文章」である限り、副教科でも、その力を活かすことはできます。

 

週1回25分の時間ではありますが、そこで学んだことを自主トレ兼ねて、実践してもらうことももちろんできます。

 

新たなスキルとして「速読」身に付けてみてはいかがでしょうか。

早速、中学生を中心にお申込みを頂いておりますので、これからの入試に求められる「情報処理能力」を磨いていきましょう!