2024年07月03日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。面談も終了し、現在はサマプロの準備を進めていっているところです。

今年もたくさんの生徒が受講してくれていますので、生徒1人ひとりの弱点克服に向け、しっかりと準備して行きたいと思います。

 

サマプロは、始まってしまえば、ほんとにあっという間に終わってしまいます。
準備9割、本番1割といったところでしょうか。この準備をいかに綿密にできるかにかかって参りますので、サマプロを発送した段階から、少しずつ昨年のものを改良しながらも、今年バージョンに合わせてアップデートしていっておりました。

 

さて、今回の教務便りでは、この夏休みにしてもらいたいことを書きたいと思います。

 

まずは受験生。

 

自分が中3の時には、志望校をある程度絞っておりましたので、塾の夏期講習に通いながら、過去問を解いておりました。

 

もちろん習っていないこともありますので、数学などは30点くらいだったと思います。この時期に過去問を行う意味としては「自分の実力がどこまで通じるのかを確認する」というだけで構わないと思います。

点数よりも、自分の足りない部分を自覚することが大切だと考えていました。
その足りない部分を埋めることができれば、確実に点数は上がっていきますので、そのための腕試しとして解いていました。

 

高3時は、高2の冬から月1回は過去問を解いておりましたので、過去問ではなく、勉強時間への挑戦を行っていたように思います。この日は10時間勉強するぞ!などと決めて、図書館にこもったりしていました。

 

その図書館には、大きな自習用の机があり、そんな共同の場所で友達とおしゃべりしている中学生を注意していたことを思うと、その時からこの仕事の素質があったのかもと思い出されます。

 

次に受験生以外の学年は、まだ「受験」という気持ちではないのが当然だと思いますので、中1生・高1生は、今目の前にある課題(学校の宿題だけではなく、自らの弱点など)を、いつまでに、どうやって克服することができるのかについて考えて、実行に移してもらいたいと思います。

 

中2生・高2生は、翌年には受験が確実にあります。

 

そのため、受験生になった時にこんな風になっていたら自分は楽な受験生活が送れるんじゃないかということについて、真剣に考えてもらいたいと思います。

もちろん、今できていなくて構いませんので、それができるようになるために、この夏休みどう使おうかと考えてみて、それを実行してみましょう。

 

きっと、夏休み明け、成長した自分と出会えるはずです。

 

あともう1つ、全員向けですが「楽しむ」視点をもってもらうことを意識してほしいなと思っています。

 

自身の中3、高3受験時は、1つ1つのタスクを「つらいもの」として捉えるのではなく、「これをクリアしたら、これができるようになる」そんな風に思って、受験勉強に取り組んでいました。

 

例えば「英単語1000語覚えれば、長文を読むのがグッと楽になる。」「漢字では絶対に点数を落とさないように完璧にする」「日本史の年号を覚えれば、時代の流れも覚えられるし、正誤問題や順番並び替えも楽になる」など、その成果に着目したり、単純に「昨日の自分よりもレベルアップした自分」をひそかに喜んだりもしていました。

 

特に高校時代は、高1の時に大きくコケてしまって(クラス底辺を彷徨う)出遅れてしまっていたのと、上位クラスの同級生がとてもしんどそうな表情で受験勉強をしていたので、自分は一旦落ちこぼれたけど、勉強を楽しんで、同じランクの大学行ってやろう!と心に決めていたので、なおさら楽しんでいこうという気持ちが芽生えたというのもあるかもしれません。

 

ただ、後ろ向きな気持ちで勉強するよりも、1つ1つを前向きな気持ちで取り組んでくれた方が、きっといい方向には向いていくと思います。

 

何かに向かう時の精神状態や、捉え方って、とても大きなものだと思っていますので、面談などでも、生徒の気持ちが軽くなるように、前向きになるような言葉をかけることを意識しています。

 

夏休み、長いように見えて、サマプロ開始から2学期の平常授業再開まで49日間のうち、最大でも24日間しかありません。

 

ベーシックだと、8日間しかありません。通塾日数の少ない人は、それ以外の時間をより大切に使ってもらいたいと思います。
 

夏休みを終えた時に、いい夏休みを過ごしたなぁと思ってもらえるような24日間にしたいと思っております。

 

保護者の方にもご協力頂くこともございますが、何卒宜しくお願い致します。