2025年02月07日

教務便り


ご無沙汰しております。

安田です。

 

あっという間に1月も下旬です。

ついこないだ、ウイプロ期間でトナカイの着ぐるみを着ていたと思うのに、もっと言えば、ちょっと前には夏の甲子園が~という雰囲気だったのに…と月日の速さに驚かされます。

 

さて、この時期と言えばテーマは受験ですね。今年の受験生は、全員が非常に真面目だなという印象です。

保護者の方からは「いやいやいやいや・・・」というお声が聞こえてきそうな気もしますが、実際指導していたり、塾内での様子を見ていますと、真面目に頑張っている、頑張ろうとしてくれているという印象が強いです。

 

例えば、今まで苦手科目だからと勉強してこなかった生徒が、英語の200点で満点とったり、サマプロのフィードバックテストでは全員がベスト10に載ってくれるなど、努力をすべきところで、しっかりと努力をしてくれています。

こういったことの積み重ねが成績アップにもつながりますし、私の受験ストレスも軽減してくれているのかもしれません。(笑)

 

もちろん多少の上下はつきものですが、月日が経つごとに意識も高まってきているという感じは受けております。あとは、合格までしっかりと見守りながら、指導してまいりたいと思います。

 

アドバンスには中3生・高3生以外の生徒ももちろん多数在籍しております。

その生徒たちの今後というのも非常に気になるところです。

中1・中2生対象に、学年末テスト対策の単語テストを実施しました。これは、ウイプロ期間中に範囲を渡し、テスト勉強するようにと伝えておりました。

 

しかしながら、1/14の週に実施したテストでは、1人の合格者も出すことができませんでした。

この事態を非常に重く見ております。テスト範囲を決められたもの、しかも単語テストはたった100問です。50問が単語の意味、残りが書きです。しっかりと勉強をしさえすれば、絶対に取れるものです。

そんな覚えれば済む勉強をおろそかにしているというのは、これから先の学年末テストはもちろん、範囲のない入試では太刀打ちできないのではないかと考えております。

勉強の仕方を工夫したり、時間を作ったりということももちろん大切ですが、それ以上に「点数を取りたい」という気持ちを持っているのかどうかだと考えています。

成績アップに一番大切なものは「本人の意識」だと考えています。

 

ある生徒に対して、ずっと「○○なら、400点絶対に超えられるよ」と言い続けてきました。

それはもちろんポテンシャルを持っていたということもありますが、生徒自身が後ろ向きになっていて、自分は点数を取れないと思っていることが一番の原因だと考えたからです。

その生徒は、中2の入塾当時320点くらいで、半年くらいは330~370くらいを行ったり来たりしていましたが、中3になってからは、420点~430点を常に取れるようになりました。

 

人は「君はこういう人だよ」と周りから言われると、その言葉に合わせて自分を変えようという習性があるそうです。

もし、誤ったレッテルを貼ってしまうと、そちらに流れてしまうことも十分考えられます。

 

個人面談の際には、言葉には気をつけながら、前向きな言葉を常に投げかけるようにしています。

時々、面談をしていて思うことの1つに「あまり褒められ慣れていないように感じる」ことがあります。

 

保護者の方から見ると、やはりできていないところに目が行ってしまい、ついついお小言を言いたくなる気持ちはわかります。

ただ、それをたまにはグッと堪えて頂いて「やる気を引き出す親のアプローチ」の文章にあるように言葉を変換する「リフレーミング」も活用して褒めて頂きたいと思います。

 

褒める内容も、出た結果に対してよりも、その過程や、頑張ってきたことについて褒めると良いと言われています。

 

例えば

 

 「今日の雰囲気いいね」とか

 

 「やる気を感じられるよ」とか

 

 「前向きな言葉が嬉しいね」や

 

「1年前を思い出して?めっちゃ伸びてるよ」 とか、そんな言葉をかけています。

 

 今年も新年度始まって最初の生徒面談を行う予定でいますので、1人1人の状況や気持ちを聞くと共に、可能性についてもしっかりと伝えていきたいと考えています。

承認活動をしっかりと行うことで生徒たちの自己肯定感を上げつつ、信頼関係を構築していきたいと考えています。

 

 それでは、末筆ではございますが、今年も生徒の成績アップ、モチベーションアップのため、頑張って参りますので、よろしくお願いいたします。