2025年11月19日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。

 

11月も半ばを過ぎ、めっきり寒くなって参りました。生徒たちも風邪やインフルエンザにかかりやすい時期ですので、皆さまもどうぞご自愛ください。

 

■ 部活動の地域展開による地域連携「みらいコンパス」事業

 

塾長コラムなどでご紹介しております通り、部活動の地域展開「プレみやクラブ」の開始に先立ち、弊社でも地域の習い事団体と連携を進めております。提携先に通われているご家庭には、月謝を最大毎月3,000円割引させていただく取り組みを開始いたしました。

 

先日、中央体育館で開催されたプレみやクラブの紹介イベントには、弊社の提携先である「ダイナモBスタジオ」様や「KCDチアダンスチーム」様も出展されており、ご挨拶を兼ねて参加いたしました。

 

あいにくの悪天候にも関わらず多くの方が来場され、説明を聞いたりデモンストレーションを体験したりと、非常に活気あるイベントでした。

 

24日にも開催されるとのことで、元阪神の糸井さんも来られるそうです。阪神ファンの私としては、できれば9日に来ていただきたかった……とつい思ってしまいました。笑

 

■ 放課後の使い方について

 

部活動の地域展開が始まるにあたり、各所で心配されているのが「児童・生徒の放課後の過ごし方」です。

 

共働き家庭の増加により、これまで学校で過ごしていた時間の行き場がなくなるのではないか、また不適切な場所で過ごしたり、帰宅してもダラダラと過ごしてしまうなど、学習面への影響も懸念されています。習い事に通うとはいえ、毎日行けるわけではありません。

 

そこでアドバンスでは、新たに「放課後べんきょう部」を開講いたしました。

 

当面は限定20名で、火~金の通いホーダイ。

時間は15:55~17:40(延長料金なしで20:00まで延長可)。

学校の宿題や自立学習のサポート、また保護者の方のお迎えまで安心して過ごせる“放課後の居場所”としてご利用いただけます。

 

詳細は弊社HPに掲載しておりますので、ぜひQRコードよりご覧ください。

 

■ 不登校児童生徒を支援するフリースクール等の交流会

 

先日、フリースクール・親の会・放課後等デイサービスなどの団体が集まる交流会に参加いたしました。

 

弊社は昨年11月にフリースクールを立ち上げたばかりですが、10年以上活動を続けておられる団体も多く、大変学びの多い会となりました。

 

西宮市の統計によると、不登校の割合は

 

10年前:小学校0.5%、中学校3%

令和6年:小学校2%、中学校7%

 

と増加しており、現在は約1,200名の児童生徒が不登校の状態にあるとのことです。

 

不登校児童生徒が増えている認識はあったものの、こうして数としてみると改めての多さに驚きました。不登校の定義は、年間30日以上の欠席が認められる者となっておりますが、 起立性調節障害などで登校が難しい生徒は含まれていないため、実際にはさらに多い可能性もあります。

 

弊社の事例では、学校長の承認が得られれば、フリースクールでの学びも「出席扱い」になるケースがありますが、10年前は承認がほとんど下りなかったという話も伺いました。

 

今回初めて交流会に参加いたしましたが、各団体や親の会の方々からのお話を聞くことができ、とても勉強になりました。

 

フリースクールというと一般的にはまずは居場所づくりとなり、通いやすさがメインとなっておりますが、弊社が開校したフリースクール「みらいのねっこ ~キミのイバショ~」は、学習支援を中心に“将来へ光を照らす場所”でありたいと考えています。

 

塾を母体としているので、受験指導に強い点も、他のフリースクールにはない特色であると考えております。

 

今回の教務便りでは、普段あまりお伝えしていない「塾以外の取り組み」にも触れさせていただきました。

 

「塾=勉強を教える場所」だけではなく、子どもたち一人ひとりの“イバショ”でありたい。そして、学び・受験・プログラミングなどを通じて、人生の道しるべとなる存在を目指してまいります。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。