教務便り
ご無沙汰しております。安田です。生徒、講師ともにマスクをしている人が増えておりますので、体調管理には気を付けていきたいと思います。 さて、11月19日には、上甲子園校が新規開校いたします。アドバンスの掲げている「地域で一番勉強する塾」を目標に、上甲子園地域の方にも、より良い学習環境を提供できるよう、努力していきたいと考えております。 現在、阪神西宮本校では、テスト期間ということもあり、非常に多くの生徒が通塾してくれています。
演習タイムも授業と同様に、50分ごとの時間割で進めておりますが、それぞれの生徒が集中して、静かに勉強してくれています。 特に、中学1年生には長時間になりますので、少し大変かもしれませんが、まずはしっかり時間を確保して、その中で中身の充実を図っていきたいと考えています。また、1分間スピーチでも、テスト勉強の仕方などもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてもらいたいと思います。 今回の教務便りでは、科目別ではなく、学習方法としての成績の上げ方について、書かせていただきます。
成績を上げるために必要なことは、まず「絶対量」を増やすことです。例えば、5教科にそれぞれ5時間ずつ時間をかけるとすれば、25時間という絶対量になります。しかし、得意な単元、苦手な単元など、当然出てきますので、そこでの割り振り方が重要になります。
ここでしていきたいことは「足し算で考えること」です。
よく聞くのが「今回理科がよくわからないから、理科にかける時間を2時間増やして7時間にして、国語をその分減らそう」というようなものです。
この勉強の仕方、国語が得意科目で普段からできている場合は、功を奏するかもしれません。しかし、大概は国語の勉強時間が足りなかった。という結果に陥ることが多いのではないでしょうか。
そこで「足し算の考え方」が必要となります。つまり、絶対量を増やすのです。理科を2時間増やすなら、絶対量も2時間増やして27時間にする。そのための時間を作るということです。 足し算ばかりで進めると、時間がいくらあっても足りないということになりますので、必要なことの2つめ「効率化」です。
たとえば、時間を短縮するために、計画を立て、いつまでに終わらせるのかを考えたり、1つ1つのスピードを上げていくことが考えられます。
例えば、国語の漢字帳に今までは2時間かけていたものを1時間半にするために、ペースを上げて書いていく。ノートまとめに終始していた科目があるなら、それはもうしないことで、時間を生み出せていけるはずです。
期末テストも今週で終了となりますので、結果とともに、その勉強の仕方を検証してもらいたいと思います。
そして、最後に大切なこと。
それは「すべては自分が行うこと」という意識です。
「〇〇先生はわかりにくい」「時間が足りない」など、外的要因を理由にしてしまいがちですが、テスト勉強に関しては、自分の取り組み方、どこまで詰めて勉強していくかがすべてです。
「〇〇先生がわかりにくい」なら、なおさら事前に準備していかないといけないですし、または授業を受ける前に予習をしているとわかりやすくなるかもしれません。
また「時間が足りない」という場合には、その時間を生み出すための工夫はしていたのかということです。
例えば、勉強時間になって、すぐに集中できる環境を整えていたか、スマホをずっと触っていなかったかとか、前もって計画を立てていたか、前回うまくいかなかったにもかかわらず、同じことの繰り返しで、工夫をしていなかったのではないかなど、考えてみてください。
自分のすることは、自分でしか変えていけません。周りがいくら色んな声かけをしても、自分がそうしようと思わない限り、人が自分を変えてくれるなんてことはないのです。 だから「自分はできないから」と自信を失ったり、後ろ向きになるのではなく、「自分のことは自分しか変えていけない」という意識をもって、前向きに取り組んでくれればと思います。
成績は、たとえ今がいくら低迷していても、そこから上昇することは必ずできます。それは自分がそうなりたいと思い、努力するかどうかです。運動では、身体的な条件も必要となってくるので、うまくいかないこともあるかもしれませんが、勉強はそこまでシビアではありません。
その科目と自分自身にしっかりと向き合っていければ、成績向上はできます。
まずは一歩を踏み出してみましょう。一歩を踏み出してみると今までとは違うことをしている楽しさや、それを成し遂げた自信にもつながっていきます。
どうせやるなら、前向きに。というのを心がけて、勉強にもそれ以外のことにもチャレンジする皆さんを応援していきたいと思います。 自習月間として、阪神西宮本校、上甲子園校ともに自習を歓迎していますので、皆さんの一歩を楽しみにしています。